反攻作戦の説明責任、ウメロフ国防相がウクライナ軍の司令官交代を示唆
https://grandfleet.info/war-situation-in-ukraine/accountability-for-counter-offensive-operations-defense-minister-umerov-suggests-change-of-ukrainian-military-commander/
『TIME誌は大統領側近の話として「冬が来る前に反攻作戦の説明責任を果たすため大臣や将官をクビにする必要がある」と報じ、ゼレンスキー大統領は「医療軍司令官のオスタシチェンコ少将解任」を発表したが、ウメロフ国防相は新たな司令官交代を示唆した。
参考:Умєров прокоментував можливу зміну військових командувачів
表向きな理由はどうあれ、タルナフスキー准将を解任すれば「期待通りに進まなかった作戦の責任を問われた」と世論は受け取るだろう
TIME誌は大統領側近の話として「冬が来る前に反攻作戦の説明責任を果たすため大臣や将官をクビにする必要がある」と、ウクライナメディアも14日「ウメロフ国防相がタブリア作戦軍司令官のタルナフスキー准将、統合軍司令官のセルヒイ・ナエフ中将、医療軍司令官のテティアナ・オスタシチェンコ少将の解任手続きを準備している」と報じた。
出典:President Of Ukraine 女性として初めて少将に昇進したテティアナ・オスタシチェンコ少将
統合軍司令官のセルヒイ・ナエフ中将は「ヘルソン州に関する防衛体制の不備=侵攻直後のチョンガル橋爆破の失敗や主要拠点の地雷を撤去していた問題など」の責任を問われており、医療軍司令官のテティアナ・オスタシチェンコ少将は「粗悪な医療機器を調達している問題」で安全保障委員会に召喚され、現場の医療関係者からも解任を求める声が上がっていたが、タブリア作戦軍司令官のタルナフスキー准将はウクライナ南部の反攻作戦を指揮していた主要人物の1人だ。
この報道内容を国防省は否定したものの、ゼレンスキー大統領は19日「ウメロフ国防相からの提案を受けて医療軍司令官のテティアナ・オスタシチェンコ少将を解任する」と発表、ウメロフ国防相も解任について「兵士に提供する医療問題を解決するため」と説明し、新たな医療軍司令官にアナトリー・カズミルチュク少将を任命。
出典:Об’єднаний пресцентр Сил оборони таврійського напрямку
さらにウメロフ国防相は21日「司令官交代に関する議論は軍内部で行われているものの決定されたものはない。もし交代があるなら以前から指摘されていた問題か、より高い効率性を達成するために起こるだろう。司令官の交代が決まれば直ぐに発表する」と語り、噂されているタルナフスキー准将やセルヒイ・ナエフ中将の解任を示唆した。
表向きな理由はどうあれ、ウクライナ南部の反攻作戦を指揮していたタルナフスキー准将を解任すれば「期待通りに進まなかった作戦の責任を問われた」と世論は受け取るため、TIME誌の言う通り「反攻作戦の説明責任」を人事という形で実行するのかもしれない。
出典:47 ОМБр
因みにタルナフスキー准将はロボーティネ解放直後、Guardian紙に「ロシアは1年以上も準備した防衛ラインが突破されないと信じていたが、我々は数週間に渡る地道な地雷処理作業の末、ザポリージャ方面で敵の第1防衛ラインを決定的に突破した」と、CNNの取材に「秋の長雨は大地を泥濘ませるため戦車のような重装備の移動を困難にさせるかもしれないが、我々は少人数編成の歩兵部隊で前進しているため、天候の変化が反攻作戦に大きな影響を及ぼすとは考えていない」と述べていたことがある。
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※アイキャッチ画像の出典:Рустем Умєров ウメロフ国防相
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投稿者: 航空万能論GF管理人 ウクライナ戦況 コメント: 18 』