ソロモンやキリバスを重点支援 中国の島しょ国援助

ソロモンやキリバスを重点支援 中国の島しょ国援助―豪研究所調査
https://www.jiji.com/jc/article?k=2023103101186&g=int

『2023年10月31日18時54分

【シドニー時事】オーストラリアのシンクタンク、ローウィー国際政策研究所は31日、太平洋島しょ国への経済援助に関する調査結果を公表した。

この中で、中国が2019年に国交を樹立したソロモン諸島やキリバスに重点的に資金を拠出していることが分かった。中国の経済状況が厳しくなる中、島しょ地域への影響力拡大を戦略的に図っているもようだ。

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 調査によると、中国の島しょ地域全体への援助額は21年に約2億1700万米ドル(約320億円)だった。

このうち、ソロモンに約4100万ドル(約61億円)、キリバスに約4000万ドル(約60億円)を拠出した。

各国や国際機関による島しょ地域への援助合計に占める中国の援助額は6%にとどまる。しかし、ソロモンに関しては10%、キリバスは16%に達している。

 コロナ禍などによる景気減速に伴い、中国の島しょ地域への援助はピークだった16年の約3億8400万ドル(約570億円)から減少。

それでも中国は22年にソロモンと安全保障協定を結ぶなどして米国と覇権争いを展開している。同研究所は「中国は援助の的を友好国に絞り、戦略的に進めている」との見方を示した。 』