ガザ学校空爆で50人死亡か 病院も被弾、イスラエル否定
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCB110BB0R11C23A1000000/
『【エルサレム=時事】イスラエル軍が地上侵攻しているパレスチナ自治区ガザの最大都市ガザ市で10日、学校が空爆され、AFP通信は病院当局者の話として50人が死亡したと伝えた。大勢の住民や負傷者が避難先としている市最大規模のシファ病院を含む複数の病院も、イスラエル軍に包囲され、攻撃を受けたという。イスラエル側は、病院の地下にはトンネルを通じてイスラム組織ハマスの司令部があると主張し、攻勢を強めている。
軍報道官は10日夜、SNSを通じ、シファ病院が被弾したのは「テロ組織がガザから発射した飛翔(ひしょう)体が誤って落ちたためだ」と説明。近くで活動していたイスラエル軍を狙って発射されたもので、イスラエルによる攻撃との見方を否定した。
米政府は9日、イスラエル軍が市民の退避や人道支援のため1日4時間の戦闘休止を始めると表明。軍報道官は10日、海岸沿いに2つの回廊を設けて退避を促し、「対象地域は攻撃しない」と強調した。同日もガザ北部から住民が大挙して南部へと逃れたが、ロイター通信によると、ハマス側は避難中の3人がイスラエルの攻撃によって死亡したと主張している。
イスラエル軍の10日の戦況報告によれば、ガザで交戦が始まった後に1万5000カ所以上を攻撃し、ミサイルや弾薬など6000以上の武器が見つかった。「(ハマス戦闘員は)トンネルから出ては隠れる。複雑で厳しい戦いだ」と指摘した。
イスラエル外務省は10日、ハマスの奇襲などによる同国での死者について、これまでの1400人以上から約1200人に修正した。ガザ保健当局の集計では、ガザでの犠牲者は子供4500人以上を含む1万1078人に達している。
国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)は10日、ガザの戦闘開始以降で死亡したスタッフが101人に達したと明らかにした。
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