注目されるレバノンの民兵組織ヒズボラの出方

北の国から猫と二人で想う事 livedoor版:注目されるレバノンの民兵組織ヒズボラの出方
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『AP通信は2023年11月4日、イスラエルがレバノン国境で空爆を行う一方で、民兵組織ヒズボラ(Hezbollah)もイスラエルの軍事施設に対し「ブルカン(アラビア語で『火山』Burkan)」と呼ばれるロケット弾で数回の攻撃を行ったと報じた。

このうち一方の軍事施設には、2基のブルカンが撃ち込まれたという。

一方、レバノン政府の外相は5日、CNNの取材に対し、レバノン政府が、レバノンのイスラム教シーア派軍事組織ヒズボラやパレスチナ人のグループと協力して戦争抑止に取り組んでいると述べている。

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ブルカンは射程は短いが大型(火薬約400キロ)の弾頭を搭載している。市街地に対する破壊力は大きい。記録映像 

映像は当初、ヒズボラの攻撃の映像として投稿されたが、イスラエルによるものだとの主張も出て議論となっている。ニューズウィーク紙はどちらの主張が正しいか確認できていない。

_131615661_nasrallahヒズボラ(Hezbollah)の指導者、ハッサン・ナスララ(Hassan Nasrallah)師は、ロケット攻撃前の11月3日、10月7日のハマスのイスラエル攻撃以降初めてカメラの前に姿を現し、中東における紛争の拡大を食い止めようとしているアメリカに警告する内容の演説で「アメリカ人に告ぐ。レバノンやイラク、アフガニスタンでの敗北を思い出せ。アフガニスタンからのみじめな撤退を思い出せ」と述べ、パレスチナ人やハマスに対する支持を繰り返すとともにガザ地区での停戦を呼びかけた。

だが中東では、この演説を評価しない人も少なくない。ヒズボラがイスラエルにもっと強硬な措置に出ることを期待していたからだ。参照記事 

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ヒズボラの起源:イラン革命防衛隊がレバノン内戦(1975─90年)さなかの1982年に創設した。

イランは79年のイスラム革命を他の中東諸国に広げようとしており、ヒズボラ創設はこの一環で、82年のイスラエル軍によるレバノン侵攻に対抗する目的もあった。

宗派がイランの主流と同じイスラム教シーア派で、レバノンのシーア派を対象に勧誘活動を行った。

当初は日陰的な一派にすぎなかったが、その後レバノン政府に大きな影響力を持つ武装勢力に成長。米国など西側諸国の一部からテロ組織に指定されている。

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戦闘能力:レバノン内戦後、他のグループが武装解除したのに対し、ヒズボラはシーア派が多数を占めるレバノン南部を占領していたイスラエル軍と戦うために武器を保持し続けた。長年にわたるゲリラ戦後の2000年にイスラエルは撤退した。

現在、外部からの評価でも、保有するミサイルやロケット弾はハマスをはるかにしのぐ約15万発、最大兵力も4万5000人以上という強力な民兵組織で、さらに、ハマスと同じく議会にも進出し、レバノン政府の閣僚ポストまで手にしている。参照記事

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2000年後はイランと親密な関係にあるシリアに派兵され、アサド大統領が主導する、イスラム教スンニ派反体制勢力との戦闘を支援し、その結果軍事力を大きく伸ばした。

ヒズボラは、精密ロケットや無人機などの兵器を備え、イスラエル全土を攻撃できると豪語している。

また、指導者ナスララ師は2021年、10万人の戦闘員がいると自賛していた。

イランから武器と資金の提供を受けており、イランからの資金供与が最近では毎年7億ドルに上ると推定されている。参照記事 過去ブログ:2023年11月ハマスの接近攻撃動画とガザ地区戦況とハマス:映像ニュース:朝のニュース(Japan News Digest Live) | TBS NEWS DIG(11月8日) 映像解説:イスラエルとハマスの行動、戦時国際法の上ではどうなのか?: 』