バフムトに対するウクライナ軍の攻勢は、将軍たちの反対を押し切ってゼレンスキーが命じたものだったが…。
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『Stephen Bryen 記者による2023-11-7記事「Zelensky is at war ―― with his generals」。
バフムトに対するウクライナ軍の攻勢は、将軍たちの反対を押し切ってゼレンスキーが命じたものだったが、失敗した。
コークス工場がある Avdiivka には、郷土防衛軍しか守備戦力がないので、じりじりと押し込まれつつある。その補強のため、最良部隊のひとつ「第54機械化旅団」を、鉄道結節点の Kupyansk にあてがう必要が生じている。
ゼレンスキーの声明には、存在しない兵器や技術などの非現実的な要求が多く含まれている。これが西側諸国には心外である。戦線がこのように膠着しているとき、ゼレンスキーの要求は西側人の耳に訴求しない。
※《同情パンダ》としての賞味期限は切れた。ここで戦争指導者がふんばらなくてはならないのは、「情況乞食になるな」ということ。
これまた、ないものねだりとなるのだろうが、マキャベリ以降の近代人と、それ以前の中世人の違いは、神だのみではなくて、人間が自分の力で自分たちの運命を変えようとする営為にある。刑務所の囚人のように、看守がくれるというものをなんでもかんでもありがたがって貰う癖は、捨てなくてはいけない。
国家総力戦では、「あれもこれも」というわけにはいかないのだ。その選択がすいすいとできるかどうかは、畢竟、人生前半における戦史繙読量に左右されてしまう。
おそらくウクライナには軍事史研究家はすくない。それが、国家指導者層の人材プールを、薄くしているのか。』