米宇宙軍は、2028年までに、LEO衛星群を構築するのに9兆ドルを投ずるつもりである。

米宇宙軍は、2028年までに、LEO衛星群を構築するのに9兆ドルを投ずるつもりである。
https://st2019.site/?p=21606

『Logan Nye 記者による2023-11-3記事「SpaceX selling ‘Starshield’ will be a gamechanger」。

   米宇宙軍は、2028年までに、LEO衛星群を構築するのに9兆ドルを投ずるつもりである。

 LEO衛星群をネット化して民間のインターネット通信に提供している先行体系はスターリンクである。そのスターリンクを特に軍用に有料で提供しようというビジネスとして「スペースシールド」も走り出している。

 米宇宙軍も、さいしょはこのスペースX社と契約する。

 将来的には、無数の低軌道周回衛星を同時にスパイ衛星/警戒監視衛星に仕立てて、宇宙空間から、敵のミサイル、航空機、船舶、車両をすべてリアルタイムで見張るものにしたい。しかし一足飛びにそこまでは行かない。まずはLEOを使って軍用通信をとことん便利にする。

 イーロン・マスクには、プー之介を刺激したくない理由がある。ロシアが腹を立てると、スターリンク衛星を露軍が、レーザー砲やマイクロ波照射、地上局への爆破テロなどによって直接に、且つ一斉に攻撃し始めるという、困った事態があり得るのだ(マスクにとってのパールハーバー)。マスクが私人であることや、スペースX社が民間会社であることは、ロシアには関係ない。連中には国際法も関係ないのである。

 LEO衛星群を経由する通信は、無線通信でありながら、敵はそれを傍受し難く、その地上アンテナの位置を簡単に見つけられない、という長所を有する。ウクライナ戦線では、露軍はスターリンクの地上アンテナを見つけることができていないという。したがって電波妨害を集中することもできない。スターシールドだとさらにこの点は難しくなるはずだ。

 ただし、すべての技術は進歩する。何ヵ月かしたら、露軍は、敵のLEO衛星通信のための地上アンテナの位置を特定したり、傍受したり、妨害ができるようになるかもしれない。』