先週ペルシャ湾で米海軍が実験した。
https://st2019.site/?p=21600
『Joseph Trevithick 記者による2023-11-2記事「Switchblade Kamikaze Drone-Armed Uncrewed Fast Boat Tested」。
先週ペルシャ湾で米海軍が実験した。MARTAC社製の無人の双胴滑走艇の後甲板に「箱」を積み、その箱の中から「スイッチブレード300」を斜め後上方へ射出。それを洋上の仮想標的に命中させた。
実験を主催したのは「タスクフォース59」。2021年に、無人機とAIの結合を実験する部隊として、海軍が創設している。
「箱」には「スイッチブレード300」が6機、収まっている。
ボートにはスターリンクのアンテナも設置されている。
もちろん、小型の対水上レーダーや、IRビデオカメラも。
「スイッチブレード300」のレンジは最大10km。滞空は15分可能。
※ロイタリングミュニションのことをシナ語では「巡飛弾」と書く。まめ知識な。
スピードボートは全長38フィート。2基のディーゼル・エンジン搭載。
瞬間最大速度は80ノットに達するが、巡航は25ノットくらいが適当だ。
航続距離は800海里以上。
※このメーカーのスピードボートにはサイズが数種類あり、いずれも、モジュラー式に後甲板の「荷物」をとりかえることにより、親子式に無人ボートのスウォームを放ったり、機雷を点々と敷設させたりすることができるという。スピードボートの怖いのは「揚力」が発生して宙に舞い上がり、木の葉返しとなる転覆事故だが、同社のボートは、そうならぬ対策ができているという。』