地中海からポンプで海水を引き込んで、ガザの地下トンネルを水浸しにせよ。
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『Jeff Goodson 記者による2023-11-1記事「Flood the Gaza Tunnels」。
記者は90年代に米国公務員としてガザ地区の「開発支援」を監督していた。インフラや住宅を建設してやっていたのだ。
世界中の僻地開発に携わってきた彼が今、提案する。地中海からポンプで海水を引き込んで、ガザの地下トンネルを水浸しにせよ。さすれば地上の建物を空爆で破壊する必要もあまりなくなる。
ガザ地区は、海岸からいちばん奥まったところでも7.5マイルしかない。多くはその半分というところ。だから、小径のパイプラインで海水を導入する作業は雑作も無くできる。ただし満水にするまでの時間は数ヵ月を要するので、とっととプロジェクトをスタートさせるべし。
ハマスの宣伝では、トンネル総延長は300マイルだという。過去40年間、掘り進めていた。
記者は推奨する。イスラエル軍がいったん水没させたトンネルを、ハマスは、復活させることはできない。その排水作業を空爆で妨害することはたやすいからである。その排水作業じたい、とてもコストがかかるので、ハマスとしては、別なトンネルを掘った方が早い。
この戦法の有効性は、エジプト政府が証明済みである。2015年に、ハマスがガザ南部のエジプト国境に掘った37本の密輸用トンネルを、エジプトは水没させている。
もともとガザ地区で井戸を掘ってもその95%は塩分が高すぎて飲用とはならない。
だからガザ地区では従来から、上水は「蒸留」して得てきたのである。
エジプトの例でも、トンネルを海水漬けにしても、他の井戸への影響はみられなかった。』