共和ペンス前副大統領、24年大統領選から撤退 支持低迷

共和ペンス前副大統領、24年大統領選から撤退 支持低迷
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN283ZT0Y3A021C2000000/

 ※ トランプ主義に対する、常識重視組からの「アンカー」的な役回りだったと認識していた…。

 ※ ただ、この人の「ペンス演説」が、対中姿勢転換の「号砲」だったと思っている…。

 ※ 共和党は、トランプ+ニッキー・ヘイリーのチケットということに、なるのか…。
『【ワシントン=坂口幸裕】米共和党のペンス前副大統領は28日、2024年大統領選の党候補者指名争いから撤退すると表明した。X(旧ツイッター)で明らかにした。トランプ前大統領がトップを走る共和の候補者レースでペンス氏の支持率は低迷していた。共和の有力候補では最初の離脱者になる。

出馬表明後に選挙活動で全米を回った結果「いまは私の出番ではないとはっきりした」と表明した。「感謝の気持ちで選挙戦から撤退す…

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『「感謝の気持ちで選挙戦から撤退する」と投稿した。

米紙ニューヨーク・タイムズによると、ペンス氏は28日に西部ネバダ州ラスベガスでの会合で「熟慮の末、大統領選の選挙活動を停止することにした」と述べた。「苦しい戦いになるとわかっていたが、後悔はしていない」と訴えた。

演説では「ここにいる共和党のすべての仲間には、礼節をもってこの国を導く人物を授けるよう強く要請する」とも語った。撤退後、大統領選でどの候補の支持に回るかに関心が集まる。

ペンス氏はかねてトランプ政権時代の功績を評価しつつ、20年大統領選で敗北した結果を覆そうとした前大統領の対応を非難してきた。選挙戦が始まった後に「憲法より自分を優先する人物は再び米大統領になるべきでない」などと話していた。

一方、現状では共和候補指名争いは前大統領がリードする。米リアル・クリア・ポリティクスの集計では共和支持層の平均支持率は59%で、2位のデサンティス・フロリダ州知事が13%、3位のヘイリー元国連大使が8%で追う。5位のペンス氏は3%台にとどまり、4位で投資家のラマスワミ氏にも先んじられていた。

米CNNは28日、ペンス氏が撤退を決断した理由について、支持率低迷に加え、政治資金集めでも苦戦していたと指摘。陣営の話として「11月8日にフロリダ州で実施する共和候補者の討論会に出る資格を得られない懸念があった」と伝えた。参加には献金者数が一定基準を満たす必要がある。

ペンス氏は前大統領のもとで4年間にわたって副大統領を務めた。今年6月に出馬表明し、党候補選びの初戦となる中西部アイオワ州などを中心に保守層の支持拡大を狙ったものの伸び悩んでいた。

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今村卓
丸紅 執行役員 経済研究所長
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分析・考察 富裕層でない有力候補は、政治資金が集まらなくなれば高い確率で早期に撤退に追い込まれます。単純にコストのかかる大がかりな 選挙活動を続けられなくなるだけでなく、自分は期待されていないという厳しい現実を突きつけられるからです。主張がトランプ氏への慎重な批判にとどまり、大統領になって何をしたいのかを訴えられなかったことがペンス氏の敗因でしょう。
一方でペンス氏の撤退をきっかけに、これから共和党穏健派の支持と寄付がヘイリー氏に集まっていくと思います。年末までに同氏がデサンティス氏を抜いて支持率2位に浮上し、予備選序盤で善戦し、トランプ氏独走の情勢に少しは変化が生じる可能性はまだあると思います。
2023年10月29日 18:20 (2023年10月30日 1:14更新) 』