イスラエル、ガザで局地的な地上作戦 戦車など投入
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGR268JX0W3A021C2000000/

『【カイロ=久門武史】イスラエル軍は26日、前夜にパレスチナ自治区ガザの北部で地上作戦を実施したと明らかにした。戦車を投入して実効支配するイスラム組織ハマスの拠点などを攻撃し、その後撤収した。同国メディアはハマスとの戦闘が7日に始まって以降、最大規模の作戦だと伝えた。
軍は今回の攻撃を「次の段階に向けた準備」のためだとした。「多数のテロリストやインフラ、対戦車ミサイル発射拠点を攻撃した」という。公…
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『公開した映像ではブルドーザーや装甲車がフェンスを越えてガザに侵入したり、戦車が砲弾を発射したりする様子を映している。
イスラエル軍が公開した映像を日本経済新聞が分析したところ、ガザ北側の境界線に設置されているフェンスから侵入した可能性が高い。
イスラエルは13日と22日にも同様に局地的な地上作戦を行っている。戦車などがガザに一定期間残って攻撃する本格的な地上侵攻は「準備している」(ネタニヤフ首相)段階だ。
ネタニヤフ氏は25日、地上侵攻の時期について「いつ、どのようになど詳細は言えない」と説明。戦時内閣による全会一致で時期を決めるとした。
米メディアは、イスラエルが米国の要請に応じて地上侵攻の延期に同意したと報じている。ネタニヤフ氏の発言は、侵攻する姿勢を改めて強調した形だ。
米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)は25日、イスラエルの地上侵攻時期について、米国が中東各国の駐留部隊を守る防空システムを週内にも配備するのを待っていると伝えた。
ネタニヤフ氏は同じ演説で、戦争の目的を2点明示し「ハマスの軍事的・政治的能力を破壊することと、人質奪還へできるすべてを実行することだ」と述べた。
ハマスがガザで拘束している人質について、イスラエル紙ハーレツは関係筋の話として、数日中に多くが解放される可能性があると報じた。イスラエル軍は26日、人質の数は224人に上ると表明した。
ガザ保健当局は26日、ガザでの死者数が7028人になったと発表した。イスラエル側の1400人以上と合わせて双方の死者は計8400人以上になった。
国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)は、25日夜にガザの拠点で燃料が底を突き、人道支援業務を停止せざるを得なくなると表明していた。ガザには21日以降、水や食料などの支援物資が複数回搬入されている。ただイスラエルは、ハマスに使われる可能性があるとして、燃料の搬入を認めていない。
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