南部戦線では、ようやくウクライナ軍が、HIMARSの射程内に、…。
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『ストラテジーペイジの2023-10-23記事。
南部戦線では、ようやくウクライナ軍が、HIMARSの射程内に、重要な鉄道線路をとらえるところまで押し出して来た。
ケルチ大橋経由線だけではなく、他の、クリミア半島までつながる、主要な補給鉄道がすべて、この精密ロケット弾によって攻撃されるようになった模様だ。
これが意味することは何か。クリミア半島内へは、「軽油」「ガソリン」「灯油」が補給されなくなってしまうということ。それらの兵站は、鉄道のタンク貨車が頼りだったので。
そしてそれは、当地の露軍の野外無線通信ができなくなることを意味する。というのは、露軍の歩兵が携行する無線機はアナログなので、通信内容を秘匿できない。秘話通信ができるのは、車載のデジタル無線機だけ。その車載無線機を稼動させるには、車体のエンジンをかけねばならない。そのエンジンを回すには、軽油が必要……というわけなのサ。
戦車の場合は、APUが主エンジンとは別にあるので、主エンジンをかけなくともいい。しかしAPUも液体油脂を消費する。それを毎日、1時間ずつ回して電池に充電すれば、車載通信機や、コクンピュータを24時間、スタンバイ状態に保つことができる。しかしその1時間のAPUの燃料消費も、戦車の数が多いから、馬鹿にならない。いまやそれも、枯渇しつつある。
ロシアは慌てて、鉄道ではなく、トラックのタンクローリー車で軽油をクリミアまで搬入しようと努めているが、そのようなタンクローリー車は、とっくに払底しており、もはや追いつかない。』