かつては「自営業天国」だった韓国で自営業者が20%を切るまでに減少

かつては「自営業天国」だった韓国で自営業者が20%を切るまでに減少、もはや「自営業」が成り立たないほどに社会が痩せ細った模様: 楽韓Web
https://rakukan.net/article/501221809.html

『コロナ禍より厳しい、高金利に枯れる韓国の自営業(中央日報)

自営業者が全就業者で占める割合が過去最低に落ちた。自営業の割合20%未満が韓国経済の「ニューノーマル」として定着する様相だ。一時自営業の割合が30%を超え「自営業天国」とまで呼ばれたが、次第に割合が減っている。

韓国統計庁の経済活動調査によると、先月の自営業者は572万9000人で、全就業者数2869万8000人のうち19.96%を占めた。四捨五入すれば20%だが小数点以下2桁目までで比較すると同月基準で過去最低だ。今年に入り自営業の割合が20%を下回ったのは2月の19.98%、3月の19.86%に次いで3回目だ。自営業者の割合は新型コロナウイルス流行時も20%台を維持してきたが、高金利が続いた今年からは状況が変わった。

仁荷(インハ)大学消費者学科のイ・ウンヒ教授は「短期間に景気が反騰すれば再び自営業の割合が増えるかも知れないが、そうした可能性が非常に低いだけに自営業の割合縮小傾向が続くだろう」と説明した。

無給家族従事者が減ったのも自営業者の負担が増えたことを示している。先月の無給家族従事者は93万9000人でやはり同月基準で最も少ない数字を記録した。アルバイトなどを雇わず家族で運営しても収支が折り合わないケースが増えたためとみられる。反対にバイトを持たず1人だけで運営する自営業者は2020年の422万人から今月には431万人と増加傾向だ。

京畿道平沢(キョンギド・ピョンテク)でコンビニを運営するキムさん(62)は3年前まではアルバイトを雇用し、昨年までは妻と交代で働いたがいまは1人で毎日出勤する。彼は「利子を返したらコンビニだけでは生計を維持するのが難しく妻は別の仕事を探した」と話した。

コロナ禍当時も廃業しないで持ちこたえた彼らに重荷となるのは高騰する金利だ。銀行連合会によると、6大銀行の6~8月の個人事業者物的担保貸付平均金利は年5.37~5.46%で、1年前の同じ期間の平均金利4.09~4.34%より1%以上上がった。首都圏でビアホールを運営するAさんは家計貸付にコロナ禍期間に銀行などから受けた貸付を返すのに利子まで含め毎月300万ウォンを出す。先月償還猶予が終了し今月から利子に元金まで返すことになった。彼は「近く廃業してバイトを探す予定」と話す。 (中略)

コロナ禍を受けた小商工人向けの貸付償還猶予が終わって出てきた「9月危機説」は現実化しなかったが、今後も危機は続く見込みだ。
(引用ここまで)

 かつて「自営業天国」と呼ばれていた韓国で、その状況が変わりつつあるとのニュース。
 以前に韓国のチキン屋 or dieのフローチャートが日本のテレビ番組で放映されたことがあります。

 どんな話題で出たんだ、これ。

chickenordie.jpeg

 韓国人の将来はチキン屋になるか死ぬかの二択しかないっていう皮肉めいたものです。
 ちなみにこのフローチャートは韓国のネットミーム的なもので、当該のテレビ局が作ったものではありません。

 チキン屋は自営業の象徴であるというだけで、実際にはチキン屋以外にもコンビニだったりカフェだったりPC房(ネカフェ)といった選択肢もあるのですが。

 そこまで一般的であった韓国での「自営業」が減りつつある。

 全就業者中、自営業の割合はかつて30%を超えていたものがついに20%を切るようになったと。

 ふむ。

 ただし、自営業が消えて正規雇用に廻ったとかそういう話ではなく。
 単に自営業が維持できなくなって、店主らがアルバイト等になっただけという話。

 以前からコンビニ店やチキン店の店長が「バイトに1万ウォン払うなら店を畳んでバイトするわ」なんて話はよく出ていたのですが。
 実際にそうした情勢になりつつあると。

 自営業が多かった、というのはいくつかの側面がありまして。

 ひとつはなんだかんだで起業する、「社長」になる気概があったということ。
 もちろん、そのきっかけは45歳前後で実質定年になるサオジョンがあるからなのですが。
 もうひとつは社会的にそれを許容する経済的余力があったからですね。
 3年もすれば多くの店が潰れるとはいえ、入れ替わり立ち替わりで店ができるほどの余力があった。

 いまの韓国にはもうそれがなくなった、というわけです。

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