習近平氏の真意は、どこにあるのか?

習近平氏の真意は、どこにあるのか?
http://blog.livedoor.jp/goldentail/archives/32676342.html

『中国の北京で開催された、一帯一路国際フォーラムに招かれて、ロシアのプーチン大統領も壇上に上がって演説をしました。ちなみに、日本からは、「あの」鳩山元首相が一人で参加しています。日本人は、彼に首相という職を与えてしまった事を、彼が死ぬまで後悔する事になりそうです。元首相という肩書を、相手国に、いいように利用される為に世界中に出かけるチンドン屋が鳩山元首相です。さすがに、彼の日本国内での評価に気がついて、最近では声かけも少なくなってきましたが、まだまだ寿命が残っているので、どれだけの災禍をもたらすか判りません。戦略的な意図があって参加するならともかく、「本当に何も考えていない」のが、彼の恐ろしいところです。

さて、そのプーチン氏が加わった事による影響が、ちょっとした話題になっています。まず、一帯一路が資金的に頓挫しつつある事もあり、10年目という節目にも関わらず、参加国の内訳を発表できないくらい減ったという事があります。現在、メローニ首相が脱退を検討しているイタリアは、代表団すら派遣をせず、欧州の首脳レベルで参加したのは、ハンガリーのオルバン首相のみです。今回が3回目になる同フォーラムですが、お決まりの様式として、盟友扱いのプーチン氏を最重要ゲストとして厚遇し、開幕式では、習近平氏に続いて、プーチン氏が演説を行い、両氏を先頭に各国首脳を率いる形で円卓会議の議場に入場するというセレモニーを行っていました。しかし、今回は、ウクライナ侵攻で、プーチン氏との同席を嫌がる首脳がいたと思われ、円卓会議の開催自体が見送られました。
まぁ、これだけなら、単独で開いているわけではない国際会議ですから、配慮として致し方がない部分があると思います。

しかし、習近平氏が故意にプーチン大統領をデスったと思われる会場の装飾があるのです。開会式でプーチン大統領の演説があったのですが、その演壇の背景にある図柄と、その演壇に飾られた花の装飾が、かなり意図的であるとして話題になっています。以下が、その様子です。

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会場を俯瞰した画像で判りますが、「黄色と青の線」がたなびいています。黄色と青と言えば「ウクライナの国旗」です。そして、下の画像ですが、演壇の花が、まるで棺桶に置かれた装飾のように見えます。

こう書くと、「考え過ぎなのでは」と思うのが、通常の感覚だと思いますし、私もそう思います。

しかし、ウクライナ侵攻が起きた時、色々な国が照明のデコレーションで、ウクライナ支援を表明しましたが、その時に用いられた色は、「黄色と青」の照明です。その国の象徴的な建造物を、「黄色と青」の照明で彩る事で、ウクライナに対する支援を表明したのです。そう考えると、わざわざ「黄色と青」の線が、旗のようにたなびく装飾を選んだ事に、何の意図も無かったのだろうかという疑問が出てきます。

まず、言論統制の進むロシアで、この色の組み合わせが、いかに嫌われているかを事例で示します。

・青色と黄色の帽子を被ったロシア人女性が罰金を取られる。「ロシア軍への侮辱罪」
・モスクワのパン屋が青色と黄色のケーキを作って、罰金を取られる。
・モスクワには、ファッション警察と呼ばれる、青色と黄色の組み合わせの服装をするロシア人を取り締まる秘密警察が存在する。
・ロシア人の年金生活者が青色と黄色の花束を持っていた事で逮捕された。
・青色と黄色の服装で通学していた小学生が、大人に罵倒される。

つまり、この色の組み合わせが見えるモノ全てが、反国家的行動とみなされるのが、今のロシアです。

それを、国際会議の装飾を任される業者が知らないはずもなく、明らかに「指示」があって、やったと考えるのが妥当です。演壇の花については、まぁ、考え過ぎかも知れませんが、シダのような緑の葉が良い味を出してますね。一度、棺桶に盛られた花と言われると、そう見えてしまいます。

さて、これが習近平氏の意図的な演出だったとすると、何を意味しているのかが興味深いですね。

ウクライナ侵攻以前までは、ロシアと中国の関係は、兄貴と弟分の関係だったのですが、ロシアの中国依存が、世界からの制裁で、経済でも物資供給でも不可欠になるに連れて、表向きの盟友アピールの裏で、明らかに立場の逆転を世界に向けて発信し始めたのではないかと思われます。

直接、言葉で言うのではなく、それとなく匂わせて、それに対して相手に文句を言わせないのがポイントです。それだけで、力関係の逆転を示す事ができます。つまり、「お前と俺は対等ではない」という事です。

以前、習近平氏がイギリスを国賓待遇で訪問して、議会で演説した事がありましたが、ここでイギリス側が用意したワインの年代が、天安門事件が起きた年にボトリングされた事が話題になりました。

かつて、アヘン戦争で屈辱的な敗北を喫した相手国へ、経済大国という立場で凱旋してきた相手に対して、こういうチクチクした嫌がらせをするのが、国際外交という場でもあるのですね。面と向かって罵倒するだけが、脳では無いという事です。

ただ、中国ですので、ただの大ポカである可能性もあります。

ちょっと考えられませんが、形式だけマネて、見栄を張る文化である中国では、深く考えずに見栄えだけ整えるという悪癖があります。

というわけで、まったく意図する事無く、この組み合わせで会場をセッテングした可能性もあります。』