独首相「紛争拡大の回避に全力」 イスラエルで首脳会談

独首相「紛争拡大の回避に全力」 イスラエルで首脳会談
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGR178EY0X11C23A0000000/

『【ベルリン=南毅郎】ドイツのショルツ首相は17日、イスラエルを訪問した。同国のネタニヤフ首相と会談し、共同記者会見で「紛争が拡大しないよう全力を尽くす」と表明した。イスラム組織ハマスが実効支配するパレスチナ自治区ガザでの人道支援のほか、ドイツ人を含む人質の解放に向けて協議した。

ハマスによる大規模攻撃の後、欧米主要国の外国首脳がイスラエルを訪れるのは初めて。ショルツ氏はネタニヤフ氏に「イスラエル…

この記事は会員限定です。登録すると続きをお読みいただけます。』

『ショルツ氏はネタニヤフ氏に「イスラエルの安全保障はドイツの国家的な道理だ」と連帯を示した。第2次世界大戦でユダヤ系住民を大量虐殺した負の歴史に触れ、イスラエルへの全面的な支持を直接伝えた。

ネタニヤフ氏は「ハマス打倒のため、世界は結束してイスラエルを支持しなければならない」と呼びかけた。「我々はガザから離れるよう市民に呼びかけているがハマスが阻止している」とも主張した。

今回のイスラエル訪問でショルツ氏はヘルツォグ大統領との会談のほか、ハマスにより拉致された人質の家族らとの面会も予定。18日にかけてエジプトを訪問する計画だ。

ドイツではユダヤ人が暮らすとみられる家の玄関にユダヤ教の象徴「ダビデの星」が落書きされるなど差別的な事件が起きている。ショルツ氏は記者会見で「反ユダヤ主義の居場所はドイツにはない」と付け加え、ユダヤ人の関連施設の保護を約束した。

ショルツ氏はイスラエル訪問に先立ち、ベルリンでヨルダンのアブドラ国王と会談した。紛争が他の地域に拡大しないよう取り組む方針で一致した。18日にはバイデン米大統領もイスラエルを訪問する予定になっている。

【関連記事】英首相もイスラエル訪問か、数日中 英メディア 』