北朝鮮 宇宙総局が初論評 軍事偵察衛星打ち上げ強行の構え示す
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20231010/k10014220481000.html


『2023年10月10日 12時33分
北朝鮮が新設した国家航空宇宙技術総局は、初めてとなる論評を発表し「偵察衛星をはじめとする宇宙開発事業は、わが国の安全や利益、生存権を保証するために不可欠な戦略的選択だ」と強調しました。今月中に行うと予告している、軍事偵察衛星の3回目の打ち上げを強行する構えを示すことで、アメリカをけん制するねらいがあるとみられます。
北朝鮮の国家航空宇宙技術総局は10日、国営の朝鮮中央通信を通じて研究員の論評を発表し、先月日本を訪問したアメリカ宇宙軍のサルツマン作戦部長が木原防衛大臣との会談で、連携の強化を確認したことについて「アメリカの真の目的は、宇宙空間を利用して周辺国への先制打撃能力を向上させることだ」と非難しました。
そのうえで「偵察衛星をはじめとする宇宙開発事業はわが国の安全や利益、生存権を保証するために不可欠な戦略的選択だ」と強調しました。
北朝鮮は、初めての運用を目指す軍事偵察衛星の打ち上げに、ことし5月と8月の2回続けて失敗していて、今月中に行うと予告している3回目の打ち上げを強行する構えを示すことで、アメリカをけん制するねらいがあるとみられます。
国家航空宇宙技術総局は、先月の最高人民会議で国家宇宙開発局から格上げする形で新設されたばかりで、論評を出したのはこれが初めてです。
木原防衛相 「警戒監視に全力 必要な態勢構築」
木原防衛大臣は閣議の後の記者会見で「アメリカや韓国と緊密に連携し、北朝鮮に対し挑発行為の中止や国連安保理決議の順守を求めるとともに、情報収集や分析、警戒監視に全力を挙げていく。イージス艦や沖縄県に展開する『PAC3』の部隊が必要な態勢を構築している」と述べました。 』