ベルギー、アリババ物流拠点を調査 スパイ活動の疑い

ベルギー、アリババ物流拠点を調査 スパイ活動の疑い
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGR05CDQ0V01C23A0000000/

『【グラナダ(スペイン南部)=辻隆史】英フィナンシャル・タイムズ(FT)は5日、ベルギーの情報機関が、中国ネット通販最大手のアリババ集団がベルギー内に持つ物流拠点について、スパイ活動のおそれがあるとして調査していると報じた。

アリババ傘下で物流事業を手掛ける菜鳥(ツァイニャオ)は5日午後時点でコメントを出していない。

ベルギー当局が調査しているのは、同国東部リエージュの空港にあるアリババの物流セン…

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『ベルギー当局が調査しているのは、同国東部リエージュの空港にあるアリババの物流センター。当局は調査の詳細を明らかにしていない。

これまでに「アリババを含む中国企業が実行する可能性があるスパイ活動や妨害活動を検知し、対抗するために取り組む」との声明を公表している。

中国には同国企業が当局にデータの共有を義務付ける法律があるため「注意する必要がある」とも指摘した。

アリババは2018年、ベルギー政府と物流拠点を含む電子商取引(EC)の拠点開発に関する協定を結んでいた。当時は本国での競争が激化するなか、欧州や東南アジアなど国外での事業拡大を進めていた。

欧州連合(EU)の執行機関である欧州委員会は6月、高速通信規格「5G」のインフラから中国の華為技術(ファーウェイ)と中興通訊(ZTE)を排除するよう加盟国に求めた。欧州委は中国企業の製品やサービスを通じた情報漏洩などのリスクへの警戒を強めている。
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