EUの加盟国代表、移民抑制策で合意 首脳会議で協議へ
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGR04E750U3A001C2000000/
『【グラナダ=大西康平】欧州連合(EU)の加盟国の代表者は4日の会合で、移民抑制策について合意した。緊急時の国境管理の厳格化が柱となる。6日にスペイン・グラナダで開く首脳会議では今回の合意を踏まえ、主要な議題として協議する見通しだ。
移民が急増する緊急時に、加盟国は「特別なルール」を適用できるとした。移民希望者を国境の施設で数カ月にわたってとどめる措置を念頭に置く。また資金支援と引き換えに、移民希望者を他の加盟国に移送して受け入れ審査を引き継げるようにするといった仕組みも取り入れる。
EUの議長国であるスペインのグランデ・マルラスカ内務相は「EUの未来に関する重要な問題で大きな前進ができた」との声明を発表した。
アフリカからEUへの移民は、北アフリカの政情不安やロシアのウクライナ侵攻に伴うインフレ下の生活の困窮で急増する。イタリア最南端のランペドゥーザ島には9月の数日間で島の人口より多い1万人超が上陸したとみられ、政治問題化している。
EUは7月に移民抑制策として、資金支援を提供する代わりに移民の出国の取り締まりを求める合意をチュニジアと結んだ。首脳会議では、イタリアのメローニ首相がこの合意をモデルケースとしてアフリカ各国との交渉拡大を求めるとみられている。
【関連記事】EU、アフリカから移民急増 首脳会議で抑制策議論へ 』