ウクライナ兵いわく。FPV特攻ドローンが送信してくるビデオ画像は「アナログ」VHS画質…。
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『Alex Horton and Serhii Korolchuk 記者による2023-10-4記事「In Ukraine, explosive DIY drones give an intimate view of killing」。
ウクライナ兵いわく。FPV特攻ドローンが送信してくるビデオ画像は「アナログ」VHS画質なのだという。それは、その方がEW妨害を受けないから良いのだという。
宇兵いわく。FPVドローンは、1機が400ドル以上しているのだが、攻撃に成功する機体よりも、何もできずに墜落してしまう機体の方が、多い。落ちる原因は、敵のEWのこともあれば、こっちのバッテリー上がりのこともある。実用レンジは9マイル。ペイロードによってこの距離は伸び縮みする。
※10機が墜落したとしても、11機目が命中してくれれば、1発数十万円の155ミリ砲弾よりは効率的だ。
添付のイラストがわかりやすい。
機体の斜め上に飛び出している、長い昆虫の触覚のようなものは、ビデオ送信用のアンテナ。
それより低い位置、機体の脇にある、短い昆虫触角は、リモコン受信用のアンテナ。
機体の上に荷造りテープで縛着されている箱は、電池。
機体の下に前向きに吊下しているRPG弾頭には先端にピエゾ信管がついていない。そのかわり、弾底に通電するメカトロニクスのボックスとケーブルが、その弾頭の下に荷造りテープで縛着されている。このボックスは3Dプリンターで自作されている。
※ボックスの中身についての解説がない。二通りに想像できる。ひとつは、これには物理的な着発信管機構は一切無く、オペレーターからの無線コマンド信号(それはデジタル暗号でないと敵のEWで早発させられる)によってのみ起爆する仕組みなのか。もうひとつは、これは終末段階で安全装置を無線によって解除できるデバイスで、その解除後に大Gがかかると、起爆電流を弾底のプライマーに送り込むようになっているのか。
オフザシェルフのパーツをかきあつめて製造した特攻用FPVドローンは、1機が2000ドル以上する。
これをウクライナは毎月1万機近く、消耗しつつある。
市販の「Mavic」だと1ポンドの爆薬しか吊るせない。これだと敵兵1名は殺せても、トラックは破壊できない。
宇軍はすぐに、すくなくもRPG弾頭をとりつけないと、特攻機攻撃の効率は悪いと察した。だから、そういうものを自作している。これはMavicより強力なモーターでないと飛ばないので、何倍も高額になる。
特攻ドローン運用中隊は、ピックアップトラックで移動する。
中隊長は下士官だ。』