北の国から猫と二人で想う事 livedoor版:露の黒海穀物回廊合意停止を無視でウクライナから出港
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『ブラコウ副首相は、「3000トンの小麦を積んだ船『レジリエント・アフリカ』がチョルノモルスク港(チョルノモルシク:Chornomorske)を出て、ボスポラスBosphorus(Bosporus)方面へ向かっている。
2f1cd9d4これは、ウクライナ海軍が定めた民間船のための臨時回廊を通じて、先週チョルノモルシク港に入港した2隻の船の内の1隻」だと2023年9月19日報告した。同氏はまた、2隻目は現在港にてエジプト向けのウクライナ産小麦を積んでいるところだと伝えた。船舶はリベリアとパラオの国旗で、乗船員はトルコ、アゼルバイジャン、エジプト、ウクライナの国民からなるという。
これに先立ち、2022年7月22日、イスタンブルにて、ウクライナとトルコと国連、及び、ロシアとトルコと国連がそれぞれ、ウクライナの海洋港の封鎖を解除し、ウクライナ産農作物を輸出できるようにするための合意を締結していた。同合意は、120日間継続し、当事者の合意により延長できることになっており、過去複数回延長が行われていた。
2c9f8cfeロシアは、今年2023年7月17日にロシアは黒海穀物回廊合意を停止する意向を表明。トルコがロシアに合意への復帰を求めているが、現在まで復帰は実現していない。
これを受け、ウクライナは、8月10日、黒海に面したウクライナの海洋港へのアクセスを可能にする商業船のための新しい臨時海路を発表していた。その際ウクライナは、あらゆるルートには、ロシアからの軍事的脅威と機雷の危険が残るとも伝えていた。
8月16日には、最初の民間船がオデーサ港Odesaから同ルートを利用してボスポラス海峡へと出帆。ただし、これまでの同ルートの利用は、前面侵略戦争の開始により港から出帆できなくなっていた船舶の脱出を目的としていた。
参照記事 ウクライナ南部の戦況ニュース映像:『一点から拡大する反転攻勢 ロシア防衛線突破 ウクライナ軍”進撃”加速』: 過去ブログ:2023年8月露軍黒海沿岸居住地域へ砲撃と民間貨物船に銃撃:8月トルコの行動分析に見る特異性への警戒と付き合い方:7月EUがロシアの港湾攻撃は世界的食糧危機を起こす暴挙:2022年12月黒海の重要性から見たウクライナ戦争と日本海海戦:9月ロシアが穀物輸出協定後に貯蔵庫を攻撃破壊ウクライナ:3月NATO加盟トルコが黒海に通じる海峡の通行阻止の警告:』