ロシア正教の司祭、ヘリコプターから聖水を撒いて浄化する
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『いゃー、最初、耳を疑いました。ロシアのウクライナ侵攻初期に、クマの縫い包みにハーケンクロイツの柄の入ったシャツを着せて、「ウクライナの民家が見つかった。奴らはナチスに心酔している」とか、判りやすいプロパガンダを、やっていました。まさか、自軍に対して神頼みをするとは。軍の作戦行動として、やっているので、こちらの方が、よほどカルトですねぇ。
ロシア正教というのは、聖水を良く使うのですね。何かというと、聖水を振りかけるという事をします。なので、劣勢が伝えられる軍のあらゆる場面で、聖水で祝福するという行事を行います。出征する軍人にもかけますし、戦場で使う小銃にもかけます。また、戦場で死んだ場合、その精神は祝福されるという文章も流して、志願兵の募集にも加担していますねぇ。本来、残酷な程、合理主義でなければ、勝利を得る事ができない戦争に、宗教がかなりの影響力を持っています。実際、国営の立派な軍人専用の聖堂がプーチン氏の執政になってから建てられています。
宗教を嫌う(というより、自分達以外の権威が存在する事を嫌う)共産党政権下の旧ソ連では、ロシア正教というのは、迫害の対象でした。財産は取り上げられるわ、活動の妨害は受けるわで、辛うじてコミュニテイーの庇護を受けて、細々と存在していました。それが、プーチン政権に代わってからは、国威発揚の道具として、今までと打って変わって国家的な援助を受け始めたのですね。ちなみに、今の大主教の画像で、腕にはめていた腕時計が、数百万円する高級品だった事が特定されて、いまは貴族並の豪華な生活をしている事が指摘されています。なので、ロシア正教は、プーチン氏にべったりで、ウクライナ侵攻にも賛成で、彼らに言わせると、プーチン氏は、悪魔(ウクライナ)を滅ぼす、最上級エクソシスト(悪魔祓い師)なんだそうです。
ちなみに、ロシアのテレビで出演していたロシア正教の司祭が、「ロシアの母親は、息子の一人ぐらいは、祖国の為に戦場に送るべきだ」みたいな事を言っていました。宗教家として、どうかと思うのですが、もはやプロパガンダ組織に成り下がっています。共産国って、若年者を使うのが好きですよねぇ。ちなみに、先日、会談したプーチン氏と北朝鮮の金正恩氏ですが、ロシアから子供を送り込んで、親善を世界に示す計画が持ち上がったようです。
ヘリコプターから聖水を撒いた背景には、最近のロシア本土に対するウクライナのドローン攻撃があります。軍事施設や、兵器生産関連工場に対して、ピンポイントでドローンの襲撃を受けている為、地域を浄化する事で、ウクライナの攻撃から守るパーフォーマンスを展開したみたいです。これを、大真面目にやっているのが、ロシアの苦境を示しています。 』