ドナウ河のルーマニア側の岸にまで「シャヘド136」が突っ込んでくるようになったので…。
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『ドナウ河のルーマニア側の岸にまで「シャヘド136」が突っ込んでくるようになったので、ル軍の工兵隊が、住民のための耐爆シェルターを野原に建設してやっている。
この報道写真で感心したのは、コンクリート製の巨大U字溝を天地逆さに一定の長さに地べたに直接に置きつらねて、その側面〔とおそらく天井〕には土嚢を積み上げて補強してやるという、《あまりにもかんたんな超スピード工事》の手際についてではない。
その工事を、たった1台で淡々とこなしている、4×4タイヤ式のユンボ「Komatsu PW180」に目が釘付けになった。
車軸は前後2軸なのだが、タイヤは4端すべてダブルタイヤ。そのうち前輪はステアリングもするようである。
ネットで検索したら、ベルギーにある「コマツ・ハノマーグ」社が欧州ユーザー向けに製造している167馬力、自重18トンの中型機材らしい。それ以上のスペックはわからないのだが、道路を低燃費で自走できることもウリなのだろうと想像ができる。
ホイール式の「大特」の前輪もダブルタイヤにしてしまえばいいという発想は、私にはなかった。これこそ、地雷だらけのウクライナの復興事業には最適の重機じゃないか。
啓開されていない生地を移動するときには、用心として、ユンボの鶴首先に簡易ローラーでも噛ませて前輪のすぐ前を押し転がすようにすればいい。
もしそれには反応しなかった地雷が前輪の下ではぜてしまっても、残りの3端とユンボの「手先」が生きているかぎり、立ち往生はしなくて済むだろう。自力で後退して来られるわけだ。
いや、ダブルタイヤだから、4端ぜんぶが、なおも機能してくれるかもしれない。対人地雷ならそう期待していいだろう。
もちろんキャビンには追加防護が必要だろうが、それは2トン以内の重量増でなんとかできるだろう。
それよりも、重機の無人化でも先端技術を有しているコマツのこと、これを有人で作業させる必要が、そもそもないのか。
すばらしい。コマツが「官」相手のAFV商売を辞退してしまったのは、こういう自由な発想をぐいぐいと推進することができない不自由さに、ほとほと嫌気がさしたのであるかもしれない。 』