韓国人「楽浪郡は朝鮮半島になかった。我々は中国人に支配されたことなどない」……ああ、はいはい、アレですね: 楽韓Web
https://rakukan.net/article/500727761.html
※ まあ、何でも「信じたいもの」を、信じればいいさ…。
※ 「言説は、現実の前に敗北する。」…。
※ 「非現実は、百篇唱えても、現実化しない。」…。

『楽浪国と楽浪郡はどこにあったのだろうか(慶南毎日新聞・朝鮮語)
三国史記新羅本紀朴赫居世30年(西暦前27年)4月大晦日に日食があった。楽浪が兵を従えて侵犯した。辺境の民たちが夜も門を閉めずに野原には穀物が積まれていることを見て、互いに言うには「この地方の民たちは互いに盗み方を知らないから道がある国だと言える。私たちが密かに兵士を連れてきて襲撃するということは泥棒同然なので恥ずかしいことだ」と言って帰ってきた。
この当時、日食を観察して記録するほど文化がかなり発展していた。にもかかわらず、まともに国家体系が整っておらず、文化も発達していない小さな国が新羅だと認識するのは植民史学カルテルによる歴史教育の結果だ。 (中略)
中国の『後漢書』に高句麗太祖王(西暦146年)が西安平を襲撃し、大方県令を殺して楽浪太守の妻子を捕まえたという記録がある。西安平が鴨緑江沿いの丹東にあったと中国では東北工程に基づいて主張し、国内古代史学界もこれに従っている。
しかし、東北工程以前の中国史料を学術的に研究した地球人の古代史勉強部屋によると、西安平は河北省古美亭市巨摩河流域だという。植民史学カルテルによって楽浪郡平壌説を守るために東北工程に協力した学説よりはるかにまともな歴史研究結果だ。 (中略)
楽浪国と楽浪郡は別のところにあったにもかかわらず、植民史学は楽浪国は説話のようなものと認識し、平壌に韓武帝が建てた楽浪郡が無条件にあったと主張する。植民地史観の枠組みに合わない三国史記の初期記録に不信を抱いた。しかしYouTubeで「KBS HD歴史スペシャル-失われた王国、百済の風納土城」を見れば、三国史記初期記録が正しいということを歴史遺物と遺跡が証明してくれる。
楽浪国と楽浪郡に関する正しい歴史事実を教科書に載せて教育しなければならない。歴史主権と領土主権をきちんと探すことは、中国の東北工程に対処して未来の統一に備えることだ。そのためには植民史学カルテルを克服しなければならない。
(引用ここまで)
えー、韓国では「輝かしい韓国の歴史派」と「歴史資料から見た学者」がいまして。
あ、前者を学者としていないのは(まともな)歴史学者はほぼゼロであるためです。
韓国では「在野の学者」としていますね。
どのような主張をしているかというと── ・「三国時代は4世紀以降というのは嘘(高句麗・新羅・百済のすべてが紀元前に建国している)」
・「楽浪郡は朝鮮半島に存在していなかった」
・「檀君朝鮮は存在したが、箕子朝鮮、衛士朝鮮は存在していない(もしくは中国人王朝ではない)」
これらの歴史観に反するものはすべて「植民史学の輩」「植民史観学者」として糾弾される対象になるのです。
輝かしい韓国が中国に支配されていたことなどなかったのだ、とするものですね。
その余波として「大百済帝国」なるものがあったなんて説に飛び火しています(上の画像はその最大版図とされているもの)。
で、それらの学説の中でも力強く生き続けているのが「楽浪郡は平壌になかった説」です。
楽浪郡を詳細に見れば中国人による支配であることに間違いはありません。
なので、楽浪郡自体の存在を否定しているのですね。
いや、正確にいうと「楽浪郡はあった。ただし、中国の遼東半島や北京にあったのだ」とする説です。
楽浪郡が中国人支配の地であったことは考古学的に間違いない事実。なので「そんなものは朝鮮半島になかった」としているのです。
ちなみに平壌あたりからざくざく出てくる楽浪郡関連の出土品は「中国の楽浪郡から持ってきた戦利品が溢れるほどにあったのだ」との設定になってます。
昨今の中国による東北工程に対抗するために、この「楽浪郡中国説」とでも呼ぶべき異説……というかトンデモ史観は力を持っているわけです。
韓国歴史学者「楽浪郡は朝鮮半島になかった。中国に反論できなくなるからなかったことにするのだ」(楽韓Web過去エントリ)
楽浪郡等の漢四郡は朝鮮半島に存在しなかった。あるというのは中国や日本の歴史歪曲に過ぎない!!(楽韓Web過去エントリ)
2023年になってもまだまだこの楽浪郡中国説を語る輩がおり、かつそれに反対するものを「植民史学カルテルだ」と糾弾しているわけですよ。
まあ、韓国人に受け容れられているかというとそうでもないのですが。
少なくとも「一定数は『本当の歴史、真実の歴史』を信じている」ってところです。
日本でいえば竹内文書や東日流外三郡誌、宮下文書を正史と信じているようなもんですね。
Twitterで更新情報をお伝えしています。フォローはこちらから→Follow @rakukan_vortex 』