米国務省「プーチン氏が北朝鮮に支援懇願」 制裁警告
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN120300S3A910C2000000/
『【ワシントン=中村亮】米国務省のミラー報道官は11日の記者会見で、ロシアのプーチン大統領が北朝鮮に軍事支援を「懇願している」と言明した。武器取引を進めれば制裁を科すと重ねて警告した。
ミラー氏はプーチン氏に関し「支援要請を目的として国際的な嫌われ者に会うために出張する」と指摘した。
北朝鮮の朝鮮中央通信は11日夜、金正恩(キム・ジョンウン)総書記がロシアを訪問すると伝えた。プーチン氏とロシア東部で近く会談するとみられている。
ミラー氏は「我々はロシアによる戦争を財政支援する国や団体に制裁を科して責任を取らせると常に考えている」と断言した。ロシアが北朝鮮に「引き換えとして何かを提供するかもしれない」とも語った。
取引の詳細についてコメントを避けたが、北朝鮮が弾薬を提供してロシアから人工衛星や原子力潜水艦に関する技術を受け取るとの見方がある。ロシアはウクライナ侵攻を継続するために弾薬の確保が重要課題になっている。
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小泉悠
東京大学先端科学技術研究センター 専任講師
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分析・考察
もしもミラー報道官が言うように北朝鮮が武器提供を理由に制裁を受けるなら、この戦争で初めてのケースではないでしょうか。
デュアルユース技術を供与している国、制裁の抜け穴になっている国、自国のソ連製兵器を渡していると疑われる国はかなり多いので、それなりの牽制材料にはなりそうです。北朝鮮自身はもはや制裁を受けすぎてあまり効かないのかもしれませんが。
あとロシアが衛星技術を出すとして何を渡すかですね。今更フィルム回収式のコバルト-Mなんか貰っても北朝鮮も困るだろう…とも思いましたが、高速通信技術の欠如を考えると案外現実的な選択肢かもしれません。まぁ普通にバスとかコンポーネントでしょうか。
2023年9月12日 8:57 』