イタリア首相、「一帯一路」離脱を中国に非公式に伝える

イタリア首相、「一帯一路」離脱を中国に非公式に伝える-関係者
https://news.yahoo.co.jp/articles/d3343362ffe37d28c86a6adb72d411d6e5059239

『9/10(日) 17:09配信

(ブルームバーグ): イタリアのメローニ首相は中国の巨大経済圏構想「一帯一路」に関する投資協定から離脱する方針を中国の李強首相に非公式に伝えた。

インドでの20カ国・地域首脳会議(G20サミット)に出席した両首相は9日に会談し、メローニ首相がイタリアの離脱方針を李首相に語った。事情に詳しい関係者が匿名を条件に明らかにした。イタリアは2019年、一帯一路協定に正式に署名していた。

一帯一路は習近平国家主席が旗振り役となって進めている政策だが、習主席は今回のG20サミットを欠席。メローニ首相は中国による貿易報復を警戒し、協定離脱の決定をどのように中国側に正式に表明するか決めるまで時間をかけている。

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原題:Meloni Signals to China That Italy Plans to Exit Belt and Road (抜粋)

–取材協力:Antonio Vanuzzo.

(c)2023 Bloomberg L.P. 』

『石川智久 16時間前

日本総合研究所 調査部長/チーフエコノミスト
報告

解説海外のエコノミストからの指摘で興味深いのは、中国景気の減速によって、中国が新興国に支援できる余裕が無くなり、一帯一路などの結束力が弱くなる可能性です。

今回のイタリアの動きは、イタリアに留まらず、他国に広がる可能性があります。

実際、中国のアフリカ支援も一時期ほど大盤振る舞いでは無くなるなか、アフリカ諸国も中国依存を是正する動きがみられます。中国の経済減速は国際政治にまで波及していることに留意する必要があります。』

『今井佐緒里 2時間前

欧州/EU・国際関係の研究者、ジャーナリスト、作家、編集者
報告

解説正確に言えば、2019年に発足した一帯一路の協定の更新が、5年後の2024年に行われる。イタリアはこれを更新しないという決定である。

とにかくイタリアは、穏便に撤退したいと考えている。

10月にはメローニ首相が中国を訪問する予定だ。輸入と輸出は著しく不均衡なものの、イタリアの高級品セクターは数多く中国に進出しており、報復措置でこれが狙い撃ちされることを恐れているのだ。

前のドラギ政権から、イタリアの中国への投資は控えられていたので、中国側は驚いていない。

イタリアにとっては近隣で、EUに加盟する可能性のあるバルカンの国々が、中国の債務の罠に陥り、既にEUの政策に影響を与えていた。

続いて、米中対立による米国の圧力。

イタリアは中国への投資に未練がある向きがあったものの、このような地政学的変化を見れば、米国側につくべきなのは当然だ。トリエステとジェノバの港に中国の投資が入る前で良かっただろう。』