各国首脳、相次ぎベトナム訪問 対中で存在感
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGM29BX70Z20C23A8000000/
『【ジャカルタ=新田祐司】各国首脳のベトナム訪問が相次いでいる。オーストラリア首相や韓国大統領に続き、10〜11日にはバイデン米大統領も訪れる。中国への依存度を下げるサプライチェーン(供給網)再編や中国が領有権を主張する南シナ海問題が懸案に浮上し、存在感が高まる。
「(バイデン大統領の訪越は)ベトナムと米国の関係をさらに深め、世界の発展に貢献する」。8月29日、ベトナム外務省のファム・トゥ・ハン報…
この記事は会員限定です。登録すると続きをお読みいただけます。』
『8月29日、ベトナム外務省のファム・トゥ・ハン報道官はバイデン氏の訪問を歓迎する声明を発表した。両国の外交関係を格上げするほか、ベトナムでの半導体生産などについても議論する見通しだ。
バイデン氏はニューデリー(インド)で開かれる20カ国・地域(G20)首脳会議の帰路、ベトナムに立ち寄る。ベトナム共産党の最高指導者グエン・フー・チョン書記長が招待した。トランプ大統領(当時)が2019年にチョン書記長を訪問して以来、4年ぶりの大統領と書記長の会談になる。
6月にはオーストラリアのアルバニージー首相や韓国の尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領が相次いでベトナムを訪れていた。8月に入ってもカザフスタンのトカエフ大統領やシンガポールのリー・シェンロン首相が降り立った。
ベトナムは電気自動車(EV)の普及などで争奪戦の様相を呈しているレアアース(希土類)の埋蔵量が世界2位。ベトナム中部のカムラン港は大型艦船が接岸できる水深があり、南シナ海の軍事要衝として知られる。
国境を接する大国、中国をベトナムは敵に回せない。米国陣営の友好的供給網「フレンドショアリング」に参加して経済的な恩恵を享受しつつ、中国との良好な関係をどう維持するか。お家芸ともされるバランス外交の真価が問われそうだ。』