低賃金労働者は、じつは、高くつく。
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『John Tamny 記者による2023-9-1記事「”Cheap Labor” Is the Most Expensive Labor of All」。
低賃金労働者は、じつは、高くつく。
企業経営者が急にたくさんの労働力を新規に募集したいと思っても、低賃金ならば、すぐには集まってくれない。彼ら労働者からすれば、何も急いで飯場に殺到する理由などないのだ。働いたところで、ごく低賃金なのだから。賃金以外の手当ても待遇も補償も劣悪なのだから、こっちの足が出ないように、むしろ慎重に、すこしでも損のない、不利益が少ない職場を見極めて選ばねばならない。
また、低賃金は、低生産性を意味する。低生産性は、長期の成長力が欠けていることを意味する。
低賃金は、その労働者の苦労には価値がないことを、そもそも意味しているからである。
投資の目安になるシェパード指数では低賃金は成長の指標だって? 左様。その経営者が、労働者から搾取することだけを考え、それ以外のリターンを労働者に求めないとしたら、低賃金は投資家にリターンをもたらす蓋然性がある。しかしその地域がサンフランシスコやニューヨーク市のように発展して巨額の資本をますます世界から集めるような未来はやってこないだろう。
経済は人である。事業も人である。人以外の何物でもありはしないのである。米国経済の価値の核心は、世界一報酬の高い「人材」がそこにたくさん集まる、そんな空間が成立し得ること。』