ASEAN、首脳会議で南シナ海を議論へ 中国「新地図」も

ASEAN、首脳会議で南シナ海を議論へ 中国「新地図」も
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGM045Y20U3A900C2000000/

『【ジャカルタ=地曳航也】東南アジア諸国連合(ASEAN)は5日にジャカルタで開幕する一連の首脳会議で、南シナ海の問題を議題にする。一部の加盟国は中国政府が公表した領土や領海を示す新しい地図について問題提起する方針だ。

フィリピンのマルコス大統領は4日、会議出席に先立ってマニラで演説し、南シナ海問題に触れ「ルールに基づく国際秩序を提起する」と述べた。同氏は1日、中国の新地図をめぐって「領土の主権と…

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『同氏は1日、中国の新地図をめぐって「領土の主権と権利は守り続ける」と強調していた。

ASEANは4日、関連首脳会議を前に外相会議を開いた。議長国のインドネシアのルトノ外相は冒頭で「私たちはこの地域での多くの困難な状況を認識している。関連首脳会議に影響を及ぼすようなことはあってはならない」と結束を呼びかけた。

南シナ海をめぐってはフィリピンやベトナムなど一部のASEAN加盟国が中国と領有権を争う。インドネシアも自国の排他的経済水域(EEZ)内で資源の対立を抱える。中国の新地図は南シナ海のほぼ全域の領有権を改めて主張し、一斉に反発を招いた。

ルトノ氏は地元紙に新地図の問題について「いくつかの国が首脳会議でとりあげても驚かない」と述べた。ASEANは5日に加盟国間の首脳会議、6日には中国の李強(リー・チャン)首相との首脳会議を開く予定だ。新地図は新たな火種になり得る。

外相会議では国軍のクーデター後の混乱が続くミャンマーの問題もとりあげた。ルトノ氏は外相会議で「平和的で永続的な解決を実現して初めてASEANは前進することができる」と強調した。ASEAN首脳間の5項目の合意を履行する重要性を訴えた。 』