アメリカの中小銀行の破産危機は、継続中。

アメリカの中小銀行の破産危機は、継続中。
http://blog.livedoor.jp/goldentail/archives/32348162.html

『6月に話題になったきり、最近はニュースで報道されなくなったアメリカの中小銀行の破産危機問題ですが、今でも継続中です。というか、環境的には問題が表面化した6月より悪化しています。というのは、このブログで複数回取り上げた通り、アメリカの商業施設ローンの借り換え期限が迫っているからです。

個人が住宅ローンを組む時、30年を超えるローンを組むのは珍しくありません。この傾向は、アメリカも同じで、つい2年ほど前のゼロ金利の時に固定ローンで住宅を買った人は、今の高い政策金利の元では、借り換えができないので、意地でもローンを継続します。これが、債権の流動性を鈍くしています。まぁ、別の問題なので、これは置いておきます。商業施設(貸ビル・店舗・モールetc)などの巨大な施設の場合、通常2年などの短期借り入れを借り換えを繰り返す事で返済していきます。借り入れる額が巨額なので、数十年という単位ではローンを組めません。

実は、いわゆる地方の中小銀行ほど、資産に占める商業ローンの割合が高いという傾向があります。まぁ、これは考えれば判る事で、地方経済を地元密着で支えるのが地方の中小銀行ですから、地元の商店主や工場経営者、ビルのオーナーなんかが大口の貸出口になります。この借り換えが、急激な政策金利の引き上げによって、新たに借り換える場合、金利が高くなるので、手続きができないオーナーが増えています。銀行によっては、60%程度が、こうした商業ローンで資産が構成されていて、貸し倒れが起きると、深刻な財務危機に陥る可能性があります。既に返済を諦めて、差し押さえを選ぶオーナーも増えています。

というのは、パンデミックでリモートワークが増えたわけですが、意外に社員をオフィスに出勤させなくても、業務に影響が無い事が判って、都市部のオフィス・ビルって、空室率が凄い事になっています。つまり、家賃収入がビルのオーナーに入ってこないのですね。ホテルなども宿泊客が激減している上、会場を借りた催し物も減ってるので、一等地にある歴史あるホテルが、次々と閉鎖されています。都市に集まる人が減れば、それをアテにしているサービスも売上が落ち込みます。レストラン、タクシー、バス、電車など、人が集まるからこそ成り立つ商売の売上が軒並み落ちています。

これ、おそらく一時的な現象ではなく、固定費を削減したい事業主は、可能な限りオフィスなどの維持費を削りたいでしょうから、今後も、この傾向が固定化すると予想されます。そうなると、施設を持っているだけ損失が膨らむ事になるので、さっさと差し押さえられて手放したほうが傷が浅いという判断になります。そして、差し押さえた銀行の方も、この不動産から利益を吸い上げるのが難しいので、まったく有り難くなく、返って財務状況が悪化する事になります。

こういう負の連鎖が始まっているので、実は破綻した銀行が出ていないだけで、中小銀行の財務危機自体は、6月より進行しています。限界を超えたところで、ボロボロと複数の銀行が破綻する可能性があります。不動産がヤバイ事になっているのは、実は中国だけではなく、アメリカも同じです。原因は違いますが。アメリカは、都市そのものが機能不全に向かっているのがヤバイです。都市に人々が集まらなくなっているのですね。

こうした働き方の変化に加えて、カリフォルニア州のように過度なリベラルで、犯罪都市化して、そもそも行くのが危険な地域になりつつあります。昼間からジャンキーが、ゾンビ徘徊しているような場所で、ビジネスなんかできないですよね。窃盗されても、少額だと通報しても警察が出動しないし。もう、道徳が崩壊してしまって、規律が機能していません。盗んだ商品を、道端で堂々と露天販売している泥棒もいます。中国とは違った意味で、思想に溺れて滅びると思います。』