「夢の常温超伝導物質」だったLK-99、韓国国内の研究機関も「超伝導性はなかった」と追試の結果を発表: 楽韓Web
https://rakukan.net/article/500583735.html
※ 『LK-99本体は反磁性があり、むしろ不導体であったと。』…。
※ なんのこっちゃ…。
『韓国LK-99検証委「ソウル大など4カ所で再現実験、超伝導性の事例なし」(中央日報)
韓国超伝導低温学会のLK-99検証委員会は国内研究機関4カ所で「LK-99」再現実験を進めた結果、超伝導特性を表す事例はなかったと31日、明らかにした。
検証委はこの日、書面ブリーフィングを通じて、ソウル大複合物質状態研究団、漢陽大高圧研究所、釜山大量子物質研究室、浦項工大物理学科研究チームの4カ所で実験を行った結果、このように確認されたと明らかにした。検証委によると、ソウル大と漢陽大、釜山大研究チームは論文にあるLK-99製造方法に基づきサンプルを製造した。このサンプルは不導体に近いか、抵抗がある程度残っている特性を見せた。
漢陽大高圧研究所が作ったサンプルはLK-99と組成・特性が似ていて、抵抗の急激な変化があった。しかし固有抵抗(抵抗率)が不導体に近く、磁化率も超伝導体とは異なる特性が表れたと、検証委は説明した。
(引用ここまで)
韓国国内の研究機関からもLK-99の追試が行われまして。
すべての結果が「常温でも低温でも超伝導体ではない」とのものでした。
ソウル大、漢陽大、釜山大、ポステックと韓国のなかでも理系として最高峰にあるところばかりの追試結果といえるんじゃないでしょうか。
LK-99本体は反磁性があり、むしろ不導体であったと。
で、いつものように「不純物に含まれるCuS2が超伝導体であるかのような動きを見せたが実際には違う」との結論でした。
まー、これで終了ですかね。
あとはクオンタムエネルギーセンター側の公式発表がどうなるかで閉幕です。
なお、この公演にアンコールはありません。
7月末にLK-99の存在が発表されてから一ヶ月ちょっとくらい。
未確認超伝導物質、USO(Unidentified Superconductive Object)としての寿命はかなり短かったといえます。
ま、これが21世紀のUSOの姿なのかも知れませんね。
で、原論文著者の「LK-99は常温超伝導体だ」って発言でまたぞろ韓国国内関連企業の株価が上昇していたりしたのですが。
今回の発表でがたがたになりました。
夢の物質と言われていた「LK-99」···検証委「特性がない」発表に関連株が下落(ザ・ファクト・朝鮮語)
個人的には原著者らが株をやっていなかったかをチェックしてほしいところですが。
まあ、そのあたりまでの追求は無理かな。
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