奇襲兵器は、豪州のスタートアップが提供した「厚紙製ステルス外皮」の特攻ドローンだった。

奇襲兵器は、豪州のスタートアップが提供した「厚紙製ステルス外皮」の特攻ドローンだった。
https://st2019.site/?p=21415

『Maksim Panasovskyi 記者による2023-8-27記事「Australian SYPAQ cardboard drones could hit five Su-30 and MiG-29 fighter jets on Russian territory, bypassing air defences」。

   「スホイ30」と「ミグ29」をひとばんで5機もオシャカにした奇襲兵器は、豪州のスタートアップが提供した「厚紙製ステルス外皮」の特攻ドローンだった。

 他に「パンツィリ」と「S-300」のレーダーも破壊したという。SEAD大成功だ。

 合計16機のボール紙製のロイタリング弾薬が放たれ、うち13機が目標にヒットしたという。
 ただし発進場所はおそらく基地のすぐ近くであったろうとのこと。これまたSSUの潜入偵察コマンドー攻撃だったらしいのだ。

 SYPAQという段ボール飛行機は、ペイロードが5kgある。1時間以上滞空可能。理論上は、120kmまで飛んでくれる。

 ※雑報によればこのUAVは1機がたったの55ドル。今回の攻撃では4機が撃墜されたというから、完全なステルスではなかったようだ。

「紙製だからレーダーにかからない」のではなくて、外見がただの段ボール箱で、それを開梱して野外で組み立てれば簡単に特攻ドローンができて、それを簡略な斜めレールからゴムのカタパルトで即座に打ち出せるというところが、奇襲成功の要素なのであろう。

潜入挺進班が、昼間に住民から怪しまれることなく、敵基地の近くまで接近できることが、大きなメリットなのである。』