NATO補佐官の妄言に飛びついたお調子者メドヴェージェフ

北の国から猫と二人で想う事 livedoor版:NATO補佐官の妄言に飛びついたお調子者メドヴェージェフ
https://nappi11.livedoor.blog/archives/5458258.html

『ロシアのメドヴェージェフ元大統領は2023年8月15日、NATO補佐官が言及した「領土放棄とNATO加盟の交換」について「もしウクライナが同盟に加盟したいならキーウを放棄してリヴィウ(Lviv:ウクライナ東部)に首都を移せ」と主張、クリミア・ドンパス放棄だけでは加盟を認めないと示唆した格好だ。、、、キエフ政府はポーランドとの国境付近に亡命政府を造り、ウクライナ全土はロシアへ引き渡せという意味だろう。

169223593723_20230817、、、これはノルウェーでのパネルディスカッションで、NATO事務総長の補佐官を務める スティアン・イェンセン(Stian Jenssen)氏が、「(個人的に)ウクライナが領土の一部を放棄し、その見返りとしてNATO加盟を受け取ることが解決策になると思う」との発言に、相変わらずお調子者で軽薄なメドヴェージェフが追従したもので、現地メディアがイェンセン氏に「NATOの公式な見解なのか?」と質問すると「ウクライナの戦後の地位については既に議論が行われており、幾つかの国から一部の領土を放棄してはどうかという提案がある」との回答した。、、、

幾つかの国とは、反米思考のマクロン率いるフランスか、中国資本でインフラ整備進行中のハンガリー位だろう。

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当然、この理解しがたい発言は反発を招き、激しい批判に晒されたイェンセン氏は「この件に関する私の発言は『ウクライナが直面するかもしれない将来のシナリオ』に関する大きな議論の一部であり、あのように言うべきではなかった」と謝罪、しかしロシア側は、この発言を見逃さず、「戦争に対する見通しが暗くなったNATOはロシアが主張する条件=クリミアや併合した4州に対するロシア主権の承認を検討し始めている」との曲解を報じており、Washington Examinerは「架空の妥協案はロシア人(敵を)を喜ばせただけ」と指摘している。UA_2023_0415_05

ウクライナ外務省は「領土と引き換えにウクライナがNATOに加盟するという話は絶対に容認できない」とし、同国のポドリャク大統領府顧問右 も、「NATOの傘と領土を交換するなんて馬鹿げている。これは民主主義の喪失、国際的な犯罪行為の助長、プーチン体制の維持、国際法の破壊、次世代の人間に戦争を押し付けるという選択だ」と反発。

続けて、「ロシアが戦いに破れ、政治体制が刷新され、この戦争を引き起こした人間が処罰されない限り、戦争はロシアの欲望ともに必ず再発する。ハッキリ言えばロシアへの譲歩は世界に平和をもたらすどころか新たな戦争を呼び込むだけだ」と指摘、国防安保委員会のダニロフ氏も「私の知る限り非常に奇妙な提案で、なぜこんな発言が飛びしたの理解に苦しむ」と述べた。
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謝罪したイェンセン氏は「個人的意見」と弁明したが、まるでプーチンの妄想を利するような公開の討論の場での発言で在り、謝罪では済まないだろう。

筆者は、NATOにも、こんな軽薄でお馬鹿なのが居るんだと驚いた。

常に、これとは真逆な発言で、ロシアの完全排除さえ目指しているストルテンベルグ事務総長NATO Secretary General Jens Stoltenberg:左 は、自分の側近の発言にさぞご立腹だろう。参照記事 過去ブログ:2023年4月NATO事務総長の中国への期待感は0と反攻作戦:
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8月17日、米国務省のパテル副報道官Vedant Patel, Principal Deputy Spokespersonが記者会見時に発言し、米国務省は、現在のロシア・ウクライナ戦争におけるウクライナの勝利とは同国領土からロシアを完全に追放することを意味するとの見方を改めて指摘した。
同氏はまた、ロシアは最近の空爆以外にも、何千人ものウクライナ児童の拉致や追放を体系的に行っていると喚起した。上記の件に反応したと見ていいだろう。 参照記事 』