宇軍がスウェーデンから「RBS-70」を貰ったのは今年の4月であった。
https://st2019.site/?p=21391
『Defense Express の2023-8-17記事「Ukrainian Military Showed How the Swedish RBS-70 MANPADS Destroys russian Ka-52 Alligator Helicopter」。
宇軍がスウェーデンから「RBS-70」を貰ったのは今年の4月であった。
それが戦場で使われているビデオが今まで出ていなかったが、それが出てきた。
どうやら「カモフ52」攻撃ヘリをすでに2機、撃墜したようだ。
手柄部隊は第42独立機械化旅団。場所はザポリッジアのRobotyne村付近。
「RBS70」は、赤外線ホーミング式ではない。発射機の側から射手がレーザーを発し、そのレーザーの光束内にとどまるように、ミサイルの尻のセンサーがコースを修正しながら飛ぶ。したがって、敵ヘリはいくらフレアを撒こうが、このSAMを欺騙できない。
RBS70の「マーク2」は、水平レンジが7km。もし最新型の「NG」だったとすると、水平レンジは9km。敵のヘリパイは、通常のMANPADSに対してなら安全とされる水平離隔距離をとっていても、RBS70にはやられてしまう。
※この記事は「RBS70」のモーターが「ジェット・エンジン」だと書いている。英文ウィキでは「無煙の固体ロケットモーター」としてある。射高は5000m。弾頭重量は1~1.1kg。レーザー近接信管により、多数のタングステンペレットを飛ばす。誘導ユニットの重さが35kgもあるので「肩射ち」はできないが、3人がかりで一式を持ち運べるがゆえに「MANPADS」のカテゴリーに入れられる。ミサイル本体も24kgもある。となると運搬は3人がかりでもキツイぞ。基本的にジープ移動前提だろう。』