サムスン、オランダASMLの保有株売却 3300億円分
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGM175H10X10C23A8000000/
『【ソウル=細川幸太郎】韓国サムスン電子がオランダの半導体製造装置大手ASMLの保有株の一部を売却したことがわかった。ASMLの355万株(株式数の0.9%に相当、約3300億円)を売却した。サムスンは2012年にASMLの株式2.9%分を取得したが、16年以降に段階的に売却を進めている。
サムスンが韓国金融監督院に提出した事業報告書によると、6月末のASML保有株比率は0.7%で3月末時点の1.6%から減少し、2兆9960億ウォン(約3300億円)分の株式を現金化した。
サムスンは売却理由についてコメントを避けた。同社の半導体部門は活発な設備投資を続けており、売却で得た資金を投資の財源に充てるとみられる。
半導体製造の重要工程を担う露光装置で世界首位のASMLは12年、次世代装置開発のために大手半導体メーカーに出資を募った経緯がある。サムスンのほか、米インテルと台湾積体電路製造(TSMC)の「半導体ビッグ3」がこぞって出資し、ASMLは次世代装置を完成させて同分野で圧倒的なシェアを確保した。
競合のニコンやキヤノンを引き離したことでASMLの株価は急上昇した。サムスンが出資した12年8月と比べて現在の株価は十数倍に高まった。サムスンが2.9%を取得した際の投資金額は800億円ほどだった。同社は16年に株式1.3%分を売却した際に700億円程度を回収し、今回0.9%を約3300億円で売却した。』