対ウクライナ追加3.5兆円、米共和が壁 世論で反対拡大

対ウクライナ追加3.5兆円、米共和が壁 世論で反対拡大
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN10DB90Q3A810C2000000/

『【ワシントン=坂口幸裕】米政府は10日、ロシアによる侵攻が続くウクライナを支援するため240億ドル(3兆4700億円)規模の追加予算を連邦議会に要請すると発表した。2024年大統領選へ与党・民主党と対決姿勢を強める野党・共和党が壁になる。さらなる支援に後ろ向きな世論が広がるなか、共和で慎重論に拍車がかかる可能性がある。

国防総省によるウクライナへの武器供与に130億ドル、米国際開発局の経済・人道…

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『米政治サイトのポリティコによると、連邦議会が22年末に承認した377億ドルの対ウクライナ予算は残り60億ドルほどに減った。資金が枯渇する事態が現実味を増しており、反攻を支える武器供与などに予算の積み増しが欠かせないと判断した。

ウクライナは南・東部で6月上旬から反転攻勢を始めたものの、想定したほど進展していないもようだ。米政府高官は10日、記者団に「ウクライナ戦争がいつまで続くかわからない」と語った。』