ロシア・アフリカ首脳声明「ウクライナ人道問題で進展」

ロシア・アフリカ首脳声明「ウクライナ人道問題で進展」
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCB04C1E0U3A800C2000000/

『ロシア大統領府は4日、ウクライナ侵攻を巡り先に開催されたプーチン大統領とアフリカ7カ国の首脳らの協議を受けた共同声明を発表した。アフリカ側が示した「和平案」のうち、「戦地の子供の権利といった人道問題や捕虜交換に関して進展が得られた」と強調。「平和への道を開く」ため、対話を続ける考えで一致した。

西側諸国から制裁を受けるロシアが履行を停止したウクライナ産穀物輸出合意について、共同声明は「ロシア産穀物・肥料の輸出に向け、障害を取り除くための具体的措置」を関係国に要求。食料価格高騰を懸念するアフリカと、制裁解除を合意復帰の条件とするロシアで立場が重なった。

双方は6月17日の第1回に続き、7月28日にロシア北西部サンクトペテルブルクで第2回協議を開催した。共同声明は調整が難航したとみられ、発表は7カ国を率いる南アフリカが今月3日に、ロシアが協議1週間後にずれ込んだ。

(時事)』