『エコノミスト』の報道によると、砲弾不足をかこつウクライナでは、…。

『エコノミスト』の報道によると、砲弾不足をかこつウクライナでは、…。
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『Sinead Baker 記者による2023-8-2記事「Ukraine is 3D printing bombs to keep up with its battlefield demands, says report, with some costing as little as $3.85」。
    『エコノミスト』の報道によると、砲弾不足をかこつウクライナでは、複数の有志団体が、3Dプリンターを駆使してドローン用の「キャンディ爆弾」を製造している。炸薬(プラスチックC4)以外にかかるコストは1個が4ドル未満だという。

 ある一つの団体は、3Dプリンターによって、過去4ヵ月に、3万発以上の投下爆弾を自作したという。
 しかもその生産力はどんどん増加中であるという。

 別な団体は、総重量800グラムの対人投下爆弾を製造している。今のところ、製造能力は週に1000個だという。しかしこの団体を担当する宇軍の連絡将校は、日産1500個にしてくれないか、と要望している。

 キーウにある、某アマチュア武器メーカー。彼にいわせると、旧来の手榴弾の威力が低すぎるのだという。

 ポーランドやラトビアからやってきている、有志外人集団は、長さ27センチの投下爆弾の外殻を、1200ドルの3Dプリンターで製造してやっている。1発のコストは3ドル85セントしないという。充填炸薬抜きで。

 こうした手製爆弾のうち、重さ11ポンド(※ 約5kg)の製品が、ドネツクに投下され、敵兵から65フィート(※ 約20メートル)も離れたところで爆発したのに、突っ立っていたその敵兵を斃したことがあるという。

 いまやウクライナ軍は、空から、200種類以上もの、形状の異なった爆弾類を投下しているという。

 対車両用に使うキャンディ爆弾は、重さが1ポンド(※ 0.453592kg)あるという。
 内部に銅とアルミのパーツがあり、HEAT効果を発揮するという。※銅板はコーン部分で、アルミというのは粉にして火薬に混ぜて爆圧を増しているのだろう。

 ※兵器製造用の機械ではないのに、プログラムを入れれば、兵器部品も製造できてしまう、3Dプリンター。まさに救国の「デュアルユース」商品ではないか。これをユビキタスに国内に溢れかえらせておいたなら、日本の国防も磐石だろう。もちろん台湾人はとっくにここに気づいているはずだ。』