パキスタンのテロ40人死亡 200人けが、爆発物10キロ
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCB310KB0R30C23A7000000/
『【イスラマバード=共同】パキスタン北西部カイバル・パクトゥンクワ州の集会会場で起きた30日の爆発で、地元メディアは同日、死者が少なくとも40人になったと報じた。負傷者も200人以上となった。警察は爆発物10キロを使った自爆テロとの見方を示した。
集会は、連立政権に加わるイスラム急進派政党「イスラム聖職者協会(JUI)」が開いていた。事件の背景は不明だが、指導者のファズルウル・レーマン師は、隣国アフガニスタンのイスラム主義組織タリバンに近く、JUI関係者は度々テロの標的となっている。
爆発は党幹部の演説中に起きた。警察によると、現場では別の爆発物が見つかった。爆発の殺傷力を高めるために使ったとみられる玉も落ちていた。重体の負傷者もおり、死者が増える可能性もある。
爆発で腕を骨折した参加者は「周囲には遺体や体の一部が散乱していて、恐ろしかった」と語った。』