食料・安保で連携拡大、ロシア・アフリカ首脳会議が宣言

食料・安保で連携拡大、ロシア・アフリカ首脳会議が宣言
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGR28DRE0Y3A720C2000000/

『ロシア大統領府は28日、北西部サンクトペテルブルクで開いた「ロシア・アフリカ首脳会議」で採択した共同宣言を発表した。食料問題や安全保障などの分野でロシアとアフリカ諸国の連携を強めることで合意した。

ロシアのプーチン大統領は首脳会議終了後、「アフリカ諸国に対して商業ベースでも無償でも穀物供給を継続し、電力需要増に応えるためエネルギー開発を支援する」と述べた。
共同宣言では世界の「多極化」の実現に向けて、ロシアがアフリカ諸国への支援を強める内容が目立った。テロや過激主義といった脅威に対抗し安全保障を確保するため協力を進めるほか、アフリカ諸国の長期的な食料・エネルギー確保に共同で取り組むことで合意した。

植民地政策によりアフリカ諸国が被った経済的・人道的損害への補償を求める内容も盛り込んだ。持ち去られた文化財などの返還も含まれるという。

同日に開催した首脳会議の本会議でもプーチン大統領は穀物支援の強化に言及し、アフリカ諸国が提唱しているウクライナとの和平案について「提案を尊重し、慎重に検討している」と述べた。ウクライナ侵攻で欧米との対立が続く中、ロシアはアフリカ諸国への支援姿勢を示し、囲い込みを進める狙いとみられる。』