パレスチナ支持の継続強調 トルコ大統領、首脳会談
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCB264I00W3A720C2000000/
『【カイロ=共同】トルコのエルドアン大統領は25日、首都アンカラでパレスチナ自治政府のアッバス議長と会談した。トルコは自治政府と対立するイスラエルと外交関係を正常化させているが、エルドアン氏は会談後の記者会見で、パレスチナ支持を継続する立場を強調した。アナトリア通信が伝えた。
エルドアン氏は、パレスチナが目指す東エルサレムを首都とした独立国家の樹立が「地域全体の平和と安定に必要だ」と語った。アッバス氏はトルコの「揺るぎない立場」に謝意を示した。
エルドアン氏はパレスチナ問題の打開に向けて積極的な役割を果たす意向を示している。パレスチナを擁護する立場で公然とイスラエルを批判してきたが、経済危機に直面してイスラエルを含む中東各国との関係を見直している。各国との緊張緩和が貿易や投資拡大につながるとの期待が背景にある。
エルドアン氏は28日にイスラエルのネタニヤフ首相もトルコに招いて会談する予定だったが、ネタニヤフ氏は健康上の理由で訪問を延期した。』