米軍制服組トップ「ウクライナ反攻は遅い」 地雷が障害

米軍制服組トップ「ウクライナ反攻は遅い」 地雷が障害
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN190FE0Z10C23A7000000/

『【ワシントン=中村亮】米軍制服組トップのミリー統合参謀本部議長は18日の記者会見でウクライナの反転攻勢に関し「ゆっくりで困難を伴い、大きな代償を払う」と語った。「真の問題は地雷だ」と言及し、除去に向けた支援を続ける姿勢を示した。

ミリー氏は「反攻前に実施したさまざまな机上演習ではある程度の前進を予測していた」と指摘。反攻は予想より遅いとして「その理由は実態のない演習上の戦争と本物の戦争の違いだ」と話した。「本物の戦争とは不確実なものだ」と断言した。

ロシア軍は反攻に備えてウクライナ東部や南部で大量の地雷をまいたとされる。

ミリー氏は「部隊が地雷を抜けようとすれば(進軍の)速度は遅くなるし、それは正しいことだ」と力説した。「私の考えでは全く失敗ではない。そんな結論を出すことは早すぎる」と言明し、反攻の遅さは作戦の失敗を意味しないとした。

ロシア軍は塹壕(ざんごう)を掘ってウクライナ軍を待ち受ける。ミリー氏は前線で守りを固めるロシア兵に関し「訓練や装備は十分でなく補給も乏しい。士気は低い」と断じた。

ロシアの民間軍事会社ワグネルの反乱で「(ロシア軍は)戦略レベルの指揮系統が明らかに混乱し、おそらく多くのケースで困難になっている」と述べた。ワグネルの反乱をきっかけにロシア軍高官が交代しているとの見方がある。 』