「アフリカに穀物無償供与も」ロシア大統領報道官

「アフリカに穀物無償供与も」ロシア大統領報道官
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGR18B2Y0Y3A710C2000000/

『ロシアのペスコフ大統領報道官は18日、黒海経由でのウクライナ産穀物の輸出を巡る合意の延長に応じなかったことに関して、アフリカの最貧国に無償で穀物を供与する用意があると述べた。合意を停止させたロシアの責任を回避し、ウクライナへの軍事侵攻で中立を保つアフリカ諸国の支持を維持する思惑がある。

ペスコフ氏は記者団に「穀物の合意ではアフリカの最貧国が最も少なく受け取った」と述べ、合意停止の悪影響が及びかねないアフリカ諸国を支援する姿勢を示した。アフリカへのロシア産穀物の無償供与は、プーチン大統領もかねて言及していた。

ロシアは27、28の両日、北西部のサンクトペテルブルクで第2回ロシア・アフリカ首脳会議を開く予定だ。ペスコフ氏は同首脳会議で「この問題を協議する」と強調し、穀物の合意停止や無償供与に関してアフリカ諸国と話し合う考えを示した。

グテレス国連事務総長の要請にもかかわらずロシアが穀物合意の延長に同意しなかったことに関しては「自ら負った義務を果たすよう欧州諸国の説得を試みたグテレス氏の尽力を高く評価する」と語った。「残念ながらこれ(履行)は起きなかった」と批判した。

ロシアは穀物合意の条件として、対ロシア制裁の対象になっているロシア農業銀行が国際銀行間通信協会(Swift)のシステムに再接続されることや、農業用機械などのロシアへの供給再開、ロシアの食料品などを運ぶ輸送船への保険を禁じる措置の解除などを求めていた。

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