「NIP Tysk」というメディアが、宇軍の「スイッチブレード300」のオペレーターにインタビュー

「NIP Tysk」というメディアが、宇軍の「スイッチブレード300」のオペレーターにインタビュー
https://st2019.site/?p=21313

『Defense Express の2023-7-16記事「Switchblade 300 in the Ukrainian Warfare: Why This Weapon is Not Against Entrenched Infantry But for Other Important Targets」。
   「NIP Tysk」というメディアが、宇軍の「スイッチブレード300」のオペレーターにインタビューして、相当のディテールを聞きだした。それを要約した記事。

 この自爆機が内臓している爆発物は、小銃の銃身下にとりつけて発射する30ミリ擲弾と同程度の威力しかない。ただし、信管が特別製で、近接信管なのである。それも、オペレーターが、作動距離を選択することができるのだ。

 次に大事な事実。「スイッチブレード300」は、本体があまりに小型であるため、自前のカメラは低性能な解像度しかない。したがって、攻撃する標的は、あらかじめ、他の偵察専用UAV等によって、発見され確認され触接されている必要がある。「スイッチブレード300」がみずから捜索・探知するような用法は、たんに高額機材の無駄遣いにおわる。

 「スイッチブレード300」にはアジャイリティがない。急旋回や急上昇させるような操縦はできない機体なのだ。したがって、動いている標的をこいつで狙うのは愚策である。止まっている目標を攻撃する専用品だと思うべし。

 この高額なロイタリングミュニションをぶつける価値があり、しかも静止している目標とは、どんなものが該当するのか。

 敵がタワー上などに据えつけてている監視機材(光学式や電子式の)。敵の野戦通信所の枢要設備。敵軍のレーダー。爆殺する価値があると考えられる高級将官や、部隊指揮官だ。

 逆に、最悪の無駄遣いと言っていいのは、「スイッチブレード300」を敵の塹壕内に突っ込ませて敵歩兵に破片を浴びせてやろうと試みること。このような無駄遣いの証拠ビデオが多数、SNSに上がっているが、すべて、質の低いウクライナ部隊による。その馬鹿どもには本来、「スイッチブレード300」など持たせてやってはいけなかったのだが、供給される兵器が多くて、それを扱うにふさわしい質の高い兵員が少ないという需給のミスマッチが解消され得ない現況では、このようなムダもどうしても生じてしまうのである。

 「スイッチブレード300」で敵のUAVに空中戦を挑もうという思いつきは、忘れろ。そんなチャンスはほとんどないし、もし偶然に空中で会敵できたとしても、その相手は、すこぶる値段の安いオモチャだ。

 露軍は「ランセットでTB2を撃墜できる」と吹かしているが、相手にする必要はない。ロシア人は嘘しか言わないということは、もう世界中がよく知っているだろう。

 ※ロシアは、BMP-3を無人化できる「フロメテイ」(プメメテウス)というコンピュータ製品ができた、とも宣伝している。』