北朝鮮「ICBM火星18試射成功」 金正恩氏が現地指導

北朝鮮「ICBM火星18試射成功」 金正恩氏が現地指導
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGM1309U0T10C23A7000000/

『【ソウル=細川幸太郎】北朝鮮の朝鮮中央通信は13日、新型大陸間弾道ミサイル(ICBM)「火星18」の発射実験を12日に実施したと伝えた。固体燃料エンジンを用いた長距離ミサイルで、発射は4月以来2度目。金正恩(キム・ジョンウン)総書記が現地で始動した。
同通信によると、ミサイルは最高高度6648キロメートルに達し、距離1001キロメートルを4491秒(約75分)間飛行して日本海上の目標海域に着弾したという。

北朝鮮が米全土を射程に収めるため開発を進めるミサイルで、高い角度で打ち上げるロフテッド軌道で試射した。同通信は「周辺の安全にいかなる否定的な影響も与えなかった」と主張した。

固体燃料型は液体燃料のように燃料注入の作業が不要なため素早い発射が可能となる。発射位置も特定されにくいため、迎撃が難しい特徴がある。

金正恩氏は現地で「米帝と南朝鮮傀儡(かいらい、政権)が敗北を自認するまで、より強力な軍事的攻勢を続けていく」と明言したという。

ICBM「火星18」発射の現地指導した金正恩総書記=朝鮮中央通信・ロイター

同通信は「米国は公然と核兵器使用を画策しており、原子力潜水艦と核戦略爆撃機を朝鮮半島周辺に出没させ、史上初の核戦争接近に追い込んでいる」とした。

北朝鮮は10日以降、朝鮮中央通信を通じて米軍の偵察機が再三「無断侵入」しているとの国防省談話を公表。金正恩氏の妹の金与正(キム・ヨジョン)朝鮮労働党副部長が、米軍偵察機が「経済水域」に侵入すれば「米軍が非常に危険な飛行を経験することになる」などと発言していた。』