ロシア軍ゲラシモフ参謀総長が公に姿、ワグネル反乱後初

ロシア軍ゲラシモフ参謀総長が公に姿、ワグネル反乱後初
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGR107N00Q3A710C2000000/

『2023年7月10日 18:28

ロシア国防省は10日、同軍のゲラシモフ参謀総長が9日に軍の会議に出席した動画を通信アプリで公開した。民間軍事会社ワグネルによる武装蜂起が6月下旬に発生して以来、公の場に姿を現したのは初めてとなる。

投稿された動画によると、ゲラシモフ氏は9日の軍のビデオ会議に参加し、ウクライナ軍が使用するミサイルなどの発射位置を特定し、先制攻撃での破壊を検討するように命じた。軍幹部からウクライナ軍の攻撃阻止についての報告も受けた。

ワグネル創設者のエフゲニー・プリゴジン氏はショイグ国防相とゲラシモフ氏への批判を強め、両者の解任を要求していた。ショイグ氏は6月27日にプーチン大統領が国防省の軍人・治安部隊を集めた会議で姿を見せていた。

ロシア国防省はゲラシモフ氏の会議出席動画を公開することで、プリゴジン氏の反乱による混乱の収束をはかる狙いとみられる。

一方で、ウクライナ軍事作戦で副司令官を務めるスロビキン氏については所在が確認されていない。同氏はワグネルの武装蜂起との関係が取り沙汰されている。

プリゴジン氏は武装蜂起を停止した6月24日夜に南部ロストフナドヌーを離れた後、所在が分かっていなかった。ベラルーシのルカシェンコ大統領は7月6日、プリゴジン氏が「(ロシア北西部の)サンクトペテルブルクにいる」と述べ、ロシア国内に滞在しているとの見方が出ている。』