米トルコ首脳、スウェーデンのNATO加盟巡り電話協議
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGR1000Q0Q3A710C2000000/
『【イスタンブール=木寺もも子】バイデン米大統領は9日、トルコのエルドアン大統領と電話協議し、スウェーデンの北大西洋条約機構(NATO)加盟が早期に実現することを希望すると伝えた。両首脳は11〜12日にリトアニアで開かれるNATO首脳会議の場で直接会談することで合意した。トルコが加盟を認めるかどうかに影響を与えそうだ。
トルコは敵対する非合法武装組織、クルド労働者党(PKK)などがスウェーデンを拠点に活動しているとして、同国のNATO加盟承認を保留している。米国はスウェーデンの加盟を後押しする立場だ。
トルコ側の声明によると、エルドアン氏はスウェーデンがトルコの要求に応じて対テロ法を改正するなどの措置を取ったことを評価。一方で法改正後もPKK支持者らがスウェーデンでデモ活動を続けているとして、「対策を無にしている」と不満を表明した。
エルドアン氏は、トルコが米国に求めている新型のF16戦闘機の売却をバイデン氏が支持していることに謝意を述べた。米議会ではトルコの人権状況などを懸念し、売却に後ろ向きな声が強い。両国はいずれもF16の売却とスウェーデンのNATO加盟は無関係としているが、事実上の交換条件の1つになっているとみられる。
バイデン氏との電話協議で、エルドアン氏は停滞しているトルコの欧州連合(EU)加盟交渉を進めたい考えも表明した。NATO首脳会議の場でEUの主要加盟国がトルコのEU加盟に支持を表明することに期待した。
エルドアン氏は10日、NATO首脳会議に先立ってスウェーデンのクリステション首相と会談する予定で、同国のNATO加盟を巡る関係国の交渉が大詰めを迎えている。
【関連記事】
・ウクライナの安全「長期保証」案協議 NATO首脳会議
・トルコとスウェーデン、10日に首脳会談 NATO加盟で
・米大統領、スウェーデンのNATO加盟「早期実現に関与」
・米大統領、NATO首脳会議参加へ 9日から欧州歴訪
ニュースレター登録 』