ロシア軍機、米無人機の進路に照明弾 シリア上空で
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN0709J0X00C23A7000000/
『【ワシントン=中村亮】米空軍は6日の声明で、ロシア軍の戦闘機がシリア上空で米軍の無人偵察機の進路に照明弾を投下したと明らかにした。動画を公開し「危険であり、プロ意識に欠ける行動だ」と非難した。
米空軍によると、ロシア軍機は過激派組織「イスラム国」(IS)掃討作戦の一環でシリア上空を飛行していた米無人偵察機MQ9に接近。フレアと呼ばれる照明弾を投下し、進行を妨害した。照明弾は本来、赤外線誘導ミサイルによる撃墜を避けるために使う。
5日にも3機のロシア軍機が3機のMQ9の進路に照明弾を投下した。MQ9が進路変更を強いられたとして、米空軍がロシア軍に抗議していた。
米国防総省のライダー報道官は6日の記者会見で「シリアでの安全な活動をめぐっては長年にわたりロシアとうまく衝突を回避してきた」と指摘した。「ロシア軍にこのような無謀な行動を停止するよう要求する」と言及した。
米軍は6月中旬、ロシアの挑発行動を抑えるために米南部バージニア州の空軍基地からステルス戦闘機F22ラプターを中東地域に派遣した。2日連続の照明弾の投下により、ロシア軍の挑発行動が続いていることが明確になった。
米メディアによると、ロシア軍の報道官は米軍がシリア上空で決まったルールに従わなかったと主張したという。
MQ9は3月、黒海上空でロシア軍の戦闘機と衝突して墜落した。米軍は、ロシア軍の戦闘機が燃料とみられる物質を放出しながらMQ9に急接近したと批判し、緊張が高まった。』