ダム決壊の死者100人超か 反乱、ロシア軍にダメージ―米CNN
https://www.jiji.com/jc/article?k=2023062900822&g=int

『【パリ時事】米CNNテレビは28日、ロシアが侵攻を続けるウクライナ南部ヘルソン州で起きたダム決壊に伴う死者が100人を超えたと報じた。ウクライナ軍が新たに60人余りの遺体が見つかったと発表した。それ以前に45人の死亡が確認されていたという。
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ヘルソン州カホフカ水力発電所のダムは6日に決壊。広大な地域が浸水し、多くの住民が避難を強いられたほか、環境・農業への深刻な被害が懸念されている。
決壊の原因は不明で、ウクライナとロシアが非難の応酬を繰り広げているが、米メディアは先に、内部の保守管理用通路に仕掛けられた爆発物が爆発した可能性が大きく、多くの証拠がダムを管理していたロシアによる破壊工作だったことを示していると報じた。
一方、英国防省は29日の戦況分析で、民間軍事会社ワグネルの反乱により、「空中司令部」や無線中継の機能を持つロシア軍機1機が撃墜されたと指摘した。
同機は侵攻で「重要な役割を果たしてきた」といい、英国防省はダメージの大きさを強調。心理的ショックからロシア軍の士気低下を招く公算が大きく、中長期的にも指揮調整能力に悪影響を及ぼすと予測した。 』