米英豪、安保枠組みの参加国拡大を検討 先端技術が対象
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN2707A0X20C23A6000000/
『【ワシントン=中村亮】バイデン米政権は26日、米国と英国、オーストラリアの安全保障の枠組み「AUKUS(オーカス)」に関して参加国の拡大を検討していると明らかにした。極超音速兵器など先端技術分野で協力を目指す。
米国家安全保障会議(NSC)でインド太平洋調整官を務めるカート・キャンベル氏が26日、米シンクタンクのイベントでオーカスに基づく先端技術協力をめぐり「関心を持つ幅広い国と協議している」と…
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『「我々は理論的な(参加)申請やパートナーシップだけでなく、防衛能力を向上させる実務的な本物の取り組みを求めている」と語り、具体性の高い計画の提案を期待していると説明した。
キャンベル氏は具体的な協力分野に極超音速兵器やサイバーセキュリティー、海中能力をあげた。米海軍のマイケル・ギルディ作戦部長も「厳選された分野でとても大きな協力の可能性がある」と言及した。
米英豪はオーカスに基づき、豪州に原子力潜水艦を配備する計画を進めている。原潜とは別に3カ国は人工知能(AI)や量子技術、電子戦能力などの先端技術で協力すると合意していた。原潜配備に関して3カ国以外の参加は認めない。
米国防総省のライダー報道官は2022年12月の記者会見でオーカスをめぐり「日本を含む同盟国・パートナー国と協力する機会を探る」と表明していた。』