専制国家は過渡期的体制で永続しない

北の国から猫と二人で想う事 livedoor版:専制国家は過渡期的体制で永続しない
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『何を言えば国民を扇動できるか研究したと言う点では、毛沢東は頭が良かった。その後は、それでは国民を食わせていけないと、資本主義からの都合のいいとこ取りで改革開放をし、おかしな奇形児が今の中国と言えば言い過ぎか?

当時毛沢東は軍に厳しい訓練と政治教育を行い、国民受けする革命軍を育てようとした。
其の規律は、一に、革命に服従せよ。二、大衆からは、針一本、糸一筋でも取ってはならない。三、捕獲品はすべて提出せよ。という三大規律の他に、次の八項の注意を定めた。
一、話をするときは穏やかに。二、売買は正直、公正に。三、借りたものは必ず返せ。四、壊したものはすべて弁償せよ。五、人を殴ったり罵(ののし)ったりするな。六、農作物を荒らすな。七、婦人に決して戯れるな。八、捕虜を虐待してはならない。

20161012162156裏読みすれば、当時の急造革命兵士は、そんな事を繰り返していたのだ。
ウクライナ戦争に当てはめれば、侵攻開始時、ロシア兵はやりたい放題で、略奪、拷問、強姦、虐殺を繰り返し、一部では上官命令だったとも言われている。

最近でも、ウクライナ南部の水害日被災地で、ロシア兵士が支援物資を略奪し、弾薬、物資に不足した傭兵部隊ワグネルは、ロシア正規軍から強奪を行ったと言われている。支配地で民心を得られなくて当然だろう。

img_177a3c699da6a540de63132cd9b0e304671779プーチンにしろ習近平にしろ、専制国家ではシンボル的な存在でもあり、彼らは表向き聖人君子を装うが、裏では暗殺、迫害、脅迫を繰り返し、プーチンに至っては、戦場の指示は軍幹部が行っていて自分は知らないと嘯いているが、余りの軍首脳の失態ぶりに、最近では、遅まきながら自ら戦地へ出向き指揮を執っている。

https _imgix-proxy.n8s.jp_DSXZQO1259654011112021000000-3軍の堕落は中国も同じだが、習近平は、すでに出来上がってしまった腐敗まみれの軍閥には言いなりの様で、軍の行き過ぎた行動や発言に、公式に苦言を呈した記憶が筆者には無いが、いまも軍の腐敗摘発が行われているという。映像:なぜ中国の軍隊が腐敗しているのか?

NATOの集団体制が決して良いとも思えないが、専制国家では個人の判断や失敗で、致命的なミスを犯す可能性が高いのではないか?常に二面性を持つ独裁者は、表向きの発言の裏で裏工作をする。中国辺りは、すでに西側、ロシアに向けて、何かをしている気がするが、、、。参考:中国の”一党独裁”を許した米国の弱腰外交 過去ブログ:2023年6月プーチンロシア崩壊に備える英国、近隣国と今後:

2023年6月28日:プーチン氏は26日夜に国民向けの短い演説の中で、モスクワへ部隊を前進させた者は「裁きを受ける」と述べた。かつてプーチン氏の支持者だったプリゴジン氏については、名指しはしないものの、ロシアを後ろから刺していると表現した。

プーチン氏はこの演説で自身の権威回復を試み、ワグネルの反乱への対応が弱腰だったとの一般的な見方を打ち消そうとした。

事前に録画された短い演説の中で、プーチン氏はひどく腹を立てた様子で、口をゆがめながら話していた。一方、プリゴジン氏はこれまで、自分は2万5000人の戦闘員の忠誠を得ているのだと、自慢していた。

しかし、プリゴジン氏による反乱が急速にしぼんでしまった結果、ワグネル兵士の忠誠心も急速に変化しているようだ。参照記事 参照記事 、、、、専制国家に、独裁者は一人に限られる。 』