べラルーシ、ワグネル兵らを歓迎の意向 北欧は警戒
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGR27DBA0X20C23A6000000/

『【イスタンブール=木寺もも子】武装蜂起したロシアの民間軍事会社ワグネル創設者のプリゴジン氏が到着したベラルーシで27日、同国のルカシェンコ大統領はワグネルの兵士らも歓迎する意向を示した。一方、北欧のラトビア、リトアニアは北大西洋条約機構(NATO)がベラルーシ国境の防衛を強化すべきだと訴えた。
ルカシェンコ氏は同日、プリゴジン氏がベラルーシに到着したことを明らかにした。ワグネルの指揮官らも戦闘の知見などを同国軍に直接伝えれば「とても貴重なことだ」として、歓迎する姿勢を示した。国営ベルタ通信が報じた。
ルカシェンコ氏はワグネルの将兵について「現時点では(ワグネルのための)基地を作っていないが、求められれば彼らを受けいれる」と述べた。現在は使われていない基地を提供する考えを伝えたという。
ルカシェンコ氏は武装蜂起したプリゴジン氏を24日に電話で説得した際の様子についても説明した。「(ロシア軍と戦えば)虫けらのように潰される」と警告し、身の安全を心配するプリゴジン氏に対し、「(安全を)保証する。私が引き受ける」と伝えたとした。
一方、ベラルーシと国境を接するリトアニアのランズベルギス外相は27日、訪問先のパリで、ワグネルのベラルーシ入りに懸念を示し「バルト地域の防衛を真剣に考えるべきだ」と訴えた。ワグネルがモスクワに向かって1日で数百キロ進軍したとして、自国国境にも短時間で現れる恐れがあると指摘した。
ラトビアのリンケービッチ外相は、この問題について7月のNATO首脳会議でも東方防衛の課題として議論すべきだと述べた。ロイター通信が伝えた。』